パワステオイル漏れが生じた時に修理費用はいくらかかるか気になったことはないでしょうか?
少額費用か高額費用かだけでも知りたいところですよね。
また、漏れ止め剤の効果やオイル漏れが生じているにもかかわらず修理せずに放置した場合についても解説していきます。
目次
パワステオイル漏れの修理費用
パワステオイル漏れの修理費用はオイル漏れの場所により異なります。
以下は主なオイル漏れ箇所と修理費用です。
パワステポンプの各費用
パワステオイルポンプの修理費用
パワステオイルポンプの修理費用
¥30,000円~
パワステポンプオイル漏れには多くの場合、修理はせずにリビルド品に交換します。
従って、現実には修理費用と言うより『交換費用』になります。
パワステポンプの交換費用(新品)
新品交換費用
- 部品代 (新品) :¥30,000円 ~ ¥80,000円程
- 工賃 :¥30,000円程
- パワステオイル:¥1,000円程
- 合計費用 :¥61,000円 ~ ¥11万1,000円程
パワステポンプの新品交換には工賃を含めて、¥61,000円 ~ ¥111,000円程の費用がかかります(車種により費用は異なります)。
パワステポンプの交換費用(リビルド品)
リビルド品の交換費用
- 部品代(リビルド):¥20,000円 ~ ¥80,000円程
- 工賃 :¥30,000円程
- パワステオイル :¥1,000円程
- 合計費用 :¥51,000円 ~ ¥81,000円程
パワステポンプのリビルド品の交換には工賃を含めて¥51,000円 ~ ¥81,000円程の費用がかかります(車種により費用は異なります)。
リビルド品とは
リビルド品とは、中古部品を分解洗浄かつオイル注油し保証書がついた新品同様の部品です。
交換時間
交換時間は2時間程が目安です。
パワステホースの各費用
パワステホース(パワステオイルホース)の交換費用
パワステホースには『高圧側』と『低圧側』とがあります。
交換頻度 (劣化頻度) が高いホースは『高圧側ホース』です。
パワステホースの交換費用
- 高圧側ホース:¥10,000円 ~ ¥30,000円前後
- 低圧側ホース:¥3,000円 ~ ¥5,000円前後
- センサ付き :¥50,000円 ~
交換費用は車種により大きく異なります。¥30,000円以上のパワステホースやセンサー付きのパワステホースでは¥50,000以上のパワステホースもあります。
車種によりますがパワステホースの交換費用は¥10,000円前後のことが多いです。
パワステホース(パワステオイルホース)の修理費用
パワステホースの修理費用は、1本につき¥10,000円以上の費用がかかります。
高圧側と低圧側の2本を修理した場合は、¥20,000円以上の費用となります。
パワステホースの交換時間
交換時間の目安は1時間程です。
ステアリングラック本体の各費用
ステアリングラック本体の交換費用(新品)
ステアリングラック本体の交換費用 (新品)
- 部品代(新品) :¥70,000円 ~
- 工賃 :¥30,000円 ~ ¥40,000円程
- アライメント調整:¥4,000円 ~ ¥6,000円程
- 合計費用 :¥10万4,000円 ~ ¥11万6,000円以上
ステアリングラック本体の交換後は、アライメント調整があるため¥4,000円 ~ ¥6,000円程の費用がかかります。
ステアリングラックからのオイル漏れは一般的にASSY交換 (一式交換) します。
不具合がみられる部品のみの交換はできず高額費用がかかります。
ステアリングラック本体の交換費用(リビルド品)
ステアリングラック本体の場合においてもパワステポンプ同様にリビルド品が存在します。
車種により異なりますが、リビルド品の価格は新品部品の約半分 (¥35,000円程) です。
ステアリングラック本体の交換費用 (リビルド品)
- リビルド品 :¥35,000円 ~
- 工賃 :¥30,000円 ~ ¥40,000円程
- アライメント調整:¥4,000円 ~ ¥6,000円程
- 合計費用 :¥69,000円 ~ ¥81,000円以上
ステアリングラック本体の修理費用
ステアリングラック本体の修理費用
- 修理費用 :¥70,000円 ~
パワステオイルの交換費用
パワステオイルの交換費用
- パワステオイル(1L):¥1,000円程
- 工賃 :¥3,000円 ~ ¥5,000円程
- 合計費用 :¥4,000円 ~ ¥6,000円程
普通車ではパワステオイルが3L ~ 4Lほど必要の為、¥3,000円 ~ ¥4,000円程の費用がかかります。
普通車の合計費用:¥6,000円 ~ ¥9,000円程
交換時間
交換時間:20分 ~ 40分程です。
パワステオイル漏れを放置した場合は?
パワステ機能の一部を担っているパワステオイルが漏れると、パワステ機能は次第に低下します。
全てのパワステオイルが漏れてしまうと、パワステ機能を全て失います。
パワステオイルはハンドルを切るたびに加圧・減圧されハンドル操作をアシストをします。
規定量のパワステオイルが無ければ加圧・減圧はされずアシスト機能の低下、あるいはパワステ機能を失い、通称、『重ステ』になります。
パワステオイル漏れに継ぎ足しは可能?
パワステオイルの継ぎ足しは一時的な処置です。
漏れの原因を突き止め、修理するまでの間はオイルは漏れ続けます。
早期に修理することが良いです。
パワステオイル漏れ止め剤の効果は
パワステオイル漏れ止め剤の効果はあります。
漏れ止め剤の詳細
まとめ
- パワステオイル漏れの修理費用は多くの場合¥10万円以上かかります。
- パワステオイル漏れの放置は、ステアリングが重くなります。
- パワステオイルの継ぎ足しは応急処置であり、根本的には改善していません。
- パワステオイルの漏れ止め剤は効果があります。ただし応急処置です。
最後までお読みくださり、ありがとうございました。
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