- デスビキャップの交換時期や寿命はどれくらい?
- デスビキャップの交換時期や寿命を迎えた時に現れる症状とは?
- デスビキャップの点検箇所と点検頻度は?
上記の疑問にお答えします。
デスビキャップの交換時期や寿命を知っておくことで、将来に起こり得るトラブルを回避できます。
記事の前半では、デスビキャップの交換時期と寿命のほか、交換時期を迎えた際に見られる症状について解説します。
記事の後半では、デスビキャップの点検箇所や点検頻度、清掃・グリスについてお伝えします。
また、デスビキャップの交換費用と交換後の効果についてもお伝えします。
交換時期や寿命の症状をあらかじめ知っておくことは、急なトラブルにも慌てず対応ができます。
もくじ
デスビキャップの交換時期や寿命は?
デスビキャップの交換時期は特に定まりはありませんが、交換時期の目安は走行距離:約15万km ~ 約25万km程です。
あるいは、スパークプラグの交換2回に1回の交換頻度です (目安) 。
交換時期や寿命は、エンジン始動時間や車種など様々な要因により大きく異なります。
使用状況によっては走行距離:12万kmで交換時期 (寿命) を迎える場合もあります。
走行距離:約15万km ~ 約25万km程やスパークプラグの交換2回に1回の交換頻度は目安とお考えください。
デスビキャップの交換時期の目安
- 走行距離:約15万km ~ 25万km程
- スパークプラグの交換2回に1回の頻度(目安)
関連記事▷▷▷『スパークプラグの交換時期と費用はいくらかかる?寿命直前の症状についても』
デスビキャップの交換時期は目視確認が可能
デスビキャップの交換時期 (摩耗度合い) は目視確認でます。
デスビキャップを取り外し、デスビキャップ内側に設けられた接点 (電極) の摩耗度合いから交換時期を測れます。
接点 (電極) は使用頻度に伴い徐々に摩耗します。
交換時期を迎えた接点 (電極) は砕けており、砕けた接点の破片はデスビキャップの内側に飛び散ります。
接点 (電極) の摩耗度合いは、車両に取り付いている電装部品 (オーディオなど) に大きさや数に起因します。
高電流や高電圧部品 (装置) を多く取り付いている車両では、発熱や使用頻度から接点 (電極) の摩耗は早く進みます。
デスビキャップの交換 = 接点の摩耗
デスビキャップの交換はデスビキャップ自体 (樹脂部分) と言うよりは、デスビキャップに付属する接点 (電極) の交換と一般認識されます。
デスビキャップの交換作業は、ディストリビューター本体と比べて容易に交換ができます。
デスビローター (ディストリビューターターロー) の摩耗も進行
デスビキャップの接点 (電極) の摩耗に比例して、デスビローター (ディストリビューターのローター) の摩耗もあわせて進行します。
手間を省く為にデスビローターの交換はデスビキャップとあわせて交換が良いです。
デスビキャップのヒビ割れは交換が必要?
デスビキャップは経年劣化によりヒビ割れや亀裂を生じますが、経年劣化よるヒビ割れや亀裂の場合は交換不要です。
余程、無数にヒビ割れが生じていない限りはデスビキャップの機能や性能に影響を及ぼすことはありません。
デスビキャップの寿命の症状とは?
加速不良
加速不良の事例- 加速のもたつき
- 加速が弱い
- 加速の際に息継ぎをする
上記の症状がみられるにも関わらず行を続けた場合、症状は益々悪化し『走行不能』となります。
水溜り走行後の加速不良
デスビキャップは水 (湿気) に弱い部品です。
大きな水溜りを走行中に巻き上げた雨水に起因し、エンジンルーム内の湿度を高くする恐れがあります。
雨天時に加速悪化
水溜り走行後の加速不良と同じく、デスビキャップは水や湿度に弱いため、雨天時は不調に陥りやすいです。
アイドリン回転数の不安定
エンジン始動後のアイドリング回転数は不安定かつエンジン停止の恐れがあります。
多くの場合、エンジン停止後は再始動できません。
アイドリング時の排気音が不安定
エンジン回転数の不安定に起因し、アイドリング時の排気音 (排気) もあわせて不安定です。
エンジン回転数の不安定
デスビキャップの接点の摩耗に伴い、スパークプラグの点火に支障をきたします。
摩耗の進行はスパークプラグへの供給電流が不十分となり、エンジン出力低下や燃費悪化に繋がります。
エンジンの吹き上がりが悪い
デスビキャップ接点の摩耗は接触不良の恐れがあります。
接触不良はスパークプラグへの電流供給へ影響を及ぼし失火の原因となります。
燃焼工程に支障をきたす為、エンジンの吹き上がりは悪くなります。
アクセルレスポンスの悪化
エンジンの吹き上がりが悪い症状と同様に、デスビキャップ接点の接触不良によりスパークプラグに影響を及ぼし (燃焼工程に支障をきたし)、アクセルレスポンスは悪化します。
セルは回るがエンジンが始動しない
デスビキャップ接点の摩耗から、スパークプラグへの電流供給に支障をきたしエンジン始動不可となります。
走行中エンストしそうになる
スパークプラグへの電流供給は不十分となるため、燃焼工程に支障をきたし走行中にエンストします。
多くの場合、エンスト後のエンジン始動はできません。
関連記事 ▷▷▷『走行中にエンストする危険性とは?パワステとブレーキが効かない理由を解説!』
ディストリビューターの故障の症状と似ている
デスビキャップの点検箇所と点検頻度は?
デスビキャップの点検箇所
【 出典元:みんカラ_無糖 (ja11 ) 】
デスビキャップの点検箇所は接点です。
接点の摩耗は接触不良が原因で失火に繋がり、『エンジン始動不良』や『エンジン回転数の不安定』、『加速の悪化』となります。
- エンジン始動不良
- エンジン回転数の不安定
- 加速の悪化
デスビキャップの点検頻度
デスビキャップの点検頻度は、2年に1度 (車検時) の点検をおすすめします。
交換時期や寿命は長期間あるほか予防交換の必要もありませんが (調子が悪いと感じた時に交換する程度で良いです) 、定期的に点検しておくことが良いです。
デスビキャップの清掃とグリスについて
デスビキャップの接点やデスビローターをブラシなどを使い清掃すると一時的に不調を改善できます。
また、ローター部やギヤなどにはグリスを塗布 (塗って) します。
デスビキャップとローターの交換費用
デスビキャップの交換費用
- Oリング :¥500円
- デスビキャップ:¥4,000円~¥15,000円程
- デスビローター:¥1,500円~¥5,000円程
- 交換工賃 :¥4,500円
- 合計費用 (目安):¥10,500円~¥25,000円程
デスビキャプとデスビローターの価格は車種・エンジン型式により異なります。
デスビキャップ交換後の効果
交換時期や寿命や迎えたデスビキャップの交換後はエンジン始動や加速性のは改善します。
- 燃費改善 (燃費向上)
- トルク改善(特に低速トルクの向上)
- 加速改善(加速向上)
- AT車の変速ショックの改善
まとめ
- デスビキャップの交換時期や寿命は、走行距離:約15万km ~ 25万km程です。あるいは、スパークプラグの交換2回に1回の頻度(目安)です。
- デスビキャップの寿命の症状は、エンジン始動困難や回転数の不安定、加速不良などがあります。
- デスビキャップの点検箇所は、デスビキャップ内側の接点の摩耗度合いです。
- デスビキャップの点検頻度は、2年に1度 (車検時) が良いです。
最後までお読みくださり、ありがとうございました。
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