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電装系

スパークプラグの交換時期と費用はいくらかかる?寿命直前の症状についても

2018年10月2日

スパークプラグ 点火プラグ

車のスパークプラグは消耗品の為いずれ交換しなくてはなりませんが、交換時期や費用はどれくらいかかるか気になるところです。

また、交換時期や寿命が迫った時にはどのような症状が現れるかも気になります。

当記事では、スパークプラグの交換時期や交換費用、寿命直前の症状などについてお伝えしていきます。

交換時期や症状、交換費用がわかることで、トラブルを未然に防ぐことができます。

 

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スパークプラグの交換時期

寿命

 

スパークプラグには、一般プラグと白金・イリジウムプラグがあり、それぞれ交換時期や寿命が異なります。

  一般プラグ 白金・イリジウムプラグ(片貴金属タイプ) 白金・イリジウムプラグ(両貴金属タイプ)
普通車 20,000km 20,000km 100,000km
軽自動車 10,000km 10,000km 50,000km

 

 

一般プラグの交換時期・寿命(普通車・軽自動車)

スパークプラグ交換時期・寿命

一般プラグの交換時期は普通車軽自動車では異なります。

普通車の場合、約20,000kmが交換の目安になります。

軽自動車の場合は、約10,000kmが交換の目安になります。

 

軽自動車のエンジン回転数は普通車に比べ高い傾向にあるためスパークプラグの点火回数は多くなり寿命は早くなります。

普通車と比べた寿命は半分が目安となります。

 

軽自動車では新車購入時にイリジウムプラグが装備されている車両であっても、中心電極のみの場合が多くあります。

中心電極のみの場合、耐久性は一般プラグと同等の約1万kmになります。

 

 

白金プラグ・イリジウムプラグの交換時期・寿命について

スパークプラグの交換時期

超寿命白金プラグイリジウムプラグの場合、一般プラグに比べて寿命は5倍長く、普通車では約100,000km(10万km)に1度の交換が目安になります。

軽自動車の場合も同様に寿命は5倍長く、約50,000kmに1度の交換が目安になります。

 

 

片貴金属タイプの交換時期・寿命(白金・イリジウムプラグ)

スパークプラグ 低寿命

イリジウムプラグ、白金プラグと謳われているプラグの中には、中心電極のみイリジウムや白金コーティングを施してある片貴金属タイプのスパークプラグがあります。

中心電極のみコーティングを施してあるスパークプラグの寿命は、一般プラグ同等の耐久性(寿命)になり、普通車の場合は約2万km、軽自動車の場合は約1万kmになります。

また、中心電極のみコーティングが施してある片貴金属タイプでは、コーティングを施してない接地電極は徐々に消耗し減っていき、接地電極と中心電極の面積の差が大きくなると、失火エンジントラブルに繋がる恐れがもあります。

 

 

両貴金属タイプの交換時期・寿命(白金・イリジウムプラグ)

スパークプラグ 高寿命

接地電極と中心電極の両方にイリジウム、白金コーティングが施してある両貴金属タイプのスパークプラグでは、一般プラグに比べて5倍の約10万kmの寿命があります。

超寿命タイプと呼ばれるスパークプラグになります。

 

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スパークプラグの寿命直前の症状

スパークプラグの交換時期・寿命

  • エンジン始動の困難
  • 異常燃焼・不完全燃焼
  • アイドリングの不安定
  • エンジン出力低下
  • 点火タイミングのズレ
  • 加速力の低下
  • 燃費の悪化
  • イグニッションコイルへの過負荷や損傷

 

 

電極部が徐々にやせ細る

スパークプラグが消耗すると電極部が徐々にやせ細ります。

電極がやせ細ると火花は飛びにくくなるため不確実な点火となり、エンジン始動困難不安定アイドリング回転数となります。

 

 

失火

不完全燃焼が起きると発火部である電極周辺には、燃え残ったカーボン(スス)が蓄積します。

カーボンは電気を通すため、電気は電極を通らずに蓄積したカーボンを通り電気漏れとなります。

電気が漏れると火花は飛ばなくなり失火を起こす恐れがあります。

失火の場合も同様に、エンジン始動が悪化する恐れがあります。

走行中に失火を生じた場合は、燃費の悪化やスムーズな加速が失われエンジン性能を充分に発揮することはできません。

 

 

異常燃焼

長期間の使用や点火回数が多い場合、蓄積された燃えカスの過熱により異常燃焼を起こし、プラグの電極溶解(プラグ先端が溶けて落下する現象)などのトラブルを起こす恐れがあります。

 

 

イグニッションコイルなど他の部品への影響

スパークプラグの寿命とみられる症状があるにもかかわらず交換をせず走行を続けた場合、スパークプラグ以外の部品に影響を及ぼします。

劣化により弱くなったスパーク(火花)を補う為に、イグニッションコイル(点火コイル)が過負荷(負荷がかかり過ぎる)となり、イグニッションコイルが損傷する恐れがあります。

イグニッションコイルのみならず、他の部品やエンジンの故障にも繋がる恐れがあります。

スパークプラグの交換時期や寿命がみられた際は早期に交換しなければなりません。

 

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スパークプラグの価格と交換費用

費用

スパークプラグは1シリンダーにつき1本のスパークプラグがつきます。

4気筒エンジンのスパークプラグを全て交換する場合は4本交換することになり、6気筒エンジンのスパークプラグを全てを交換する場合は、6本交換することになります。

スパークプラグの価格は一般プラグイリジウムプラグでは異なり、イリジウムプラグは耐久性が高く、確実で強いスパーク性能を備えているため価格も高くなります。

工賃や作業時間を含め解説していきます。

 

 

一般プラグの価格と交換費用

スパークプラグ

一般プラグの場合、スパークプラグの価格は1本¥1,000円になります。

4気筒エンジンのスパークプラグを全て交換する場合は、部品価格は約¥4,000円になります。

 

 

イリジウムプラグの価格と交換費用

イリジウムプラグ

イリジウムプラグは一般プラグに比べ、耐久性が高く確実強いスパークを備えていますので価格は高くなります。

イリジウムプラグの価格は1本¥2500円となります。

4気筒エンジンのスパークプラグを全て交換する場合は、部品価格は約¥10,000円となります。

 

 

工賃と作業時間

時間

工賃はエンジン型式や車種により大きく差があります。

同じエンジン型式であっても車種が異なる場合や取外す部品点数により、工賃や作業時間は大きく異なります。

 

 

4気筒エンジンの交換費用

4気筒エンジンの一般プラグを交換した例

4気筒エンジンの場合、工賃は¥3,000円~¥12,000円程かかり、作業時間は30分~60分程度で完了します。

4気筒エンジンの一般プラグを交換した場合

  • 一般プラグ4本の価格:¥4,000円
  • 工賃(目安)     :¥12,000円
  • 交換の合計費用    :¥16,000円

 

 

V型6気筒エンジンの交換費用

V型6気筒エンジンのイリジウムプラグを交換した例

V型6気筒エンジンの場合、工賃は¥8,000円~¥15,000円程になり、作業時間は60分以上かかります。

V型6気筒エンジンのイリジウムプラグを交換した場合

  • イリジウムプラグ6本の価格:¥15,000円
  • 工賃(目安)        :¥15,000円
  • 交換の合計費用      :¥30,000円

 

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まとめ

  • スパークプラグの交換時期は普通車の場合、一般プラグでは2万km、超寿命タイプの白金・イリジウムプラグでは10万kmが交換の目安です。
    軽自動車では、一般プラグは1万km、超寿命タイプの白金・イリジウムプラグは5万kmが交換の目安です。
  • スパークプラグの寿命が近づくと、エンジン始動性やアイドリグ、エンジン出力、加速、燃費の悪化症状として現れます。
  • スパークプラグの交換費用は、4気筒エンジンの一般プラグを交換した場合の費用は、約16,000円。
    V型6気筒エンジンのイリジウムプラグを交換した場合の費用は、約30,000円になります。

最後までお読みくださり、ありがとうございました。

関連記事>>『車のイグニッションコイルの寿命の症状を解説!交換時期についても

 

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