記事のリンクに広告を含む場合があります。

燃料供給系

プレッシャーレギュレーターとは?役割と仕組みや構造について解説

2018年12月15日

プレッシャーレギュレーター(燃圧レギュレーター)出典:TOMEI(プレッシャーレギュレーター)

燃料供給ラインの1つに『プレッシャーレギュレーター』がありますが、どのような役割をするか疑問に思ったことはないでしょうか。

あまり聞きなれない部品かもしれませんが、異常が起きた場合にはエンジン不調を引き起こす重要な部品です。

当記事では、プレッシャーレギュレーターの役割と仕組みや構造について解説をします。

なお、『プレッシャーレギュレーター』は、『燃圧レギュレーター』、『フューエルレギュレーター』、『フューエルプレッシャーレギュレーター』とも呼ばれますが全て同じ部品です。

 

Sponsored Link

 

プレッシャーレギュレーターとは?役割について解説

プレッシャーレギュレーター出典:TOMEI(プレッシャーレギュレーター)

 

プレッシャーレギュレーターとは、車の走行条件に応じて燃料ポンプから吐出される燃料の圧力 (燃圧) を調整し、一定の燃圧基準を保つ働きをする部品です。

例えば、アイドリング時は燃料噴射量を減らすことや、走行時には燃料噴射量を多くするなどの制御をします。

もし、プレッシャーレギュレーターが存在しない場合、アイドリング時であろうが走行時であろうが燃料ポンプから送られる燃料は、一律の燃圧でインジェクター(燃料噴射装置)から噴射されてしまいます。

過度な燃料噴射をしないよう燃圧調整するほか、燃料ポンプから余分な燃料が供給された場合はプレッシャーレギュレーター内部にあるを開き、燃料タンクへ燃料戻す働きも兼ね備えています。

また、内部に備わっている燃料タンクへ戻るための開閉弁は、燃料ポンプから圧送される燃料の脈動を打ち消す働きもあります。

燃圧調整により状況に応じた適正量をインジェクター(燃料噴射装置)から噴射しています。

 

 

プレッシャーレギュレーターの仕組みや構造

プレッシャーレギュレーター出典:TOMEI(プレッシャーレギュレーター)

 

プレッシャーレギュレーターの内部構造には、ダイヤフラム弁バネの2つがあります。

ダイヤフラム弁とバネの2つを利用し、インジェクター(燃料噴射装置)の燃圧調整をしています。

 

 

高圧力時や燃料供給量が多い場合

  • プレッシャーレギュレーターのバルブ(弁) 開時 
  • プレッシャーレギュレーターのバルブ(弁) 閉時 

 

 

プレッシャーレギュレーターのバルブ(弁) 開時 

プレッシャーレギュレーター

プレッシャーレギュレーターのバルブ(弁) 開時

 

 

 プレッシャーレギュレーターのバルブ(弁) 閉時 

プレッシャーレギュレーター

 プレッシャーレギュレーターのバルブ(弁) 閉時

 

 

燃料ポンプからの圧送が高い場合や燃料ポンプから供給される燃料が多い場合には、高圧の力でダイヤフラム弁押し上げると共に燃料ポンプへ戻る(バルブ)が開きます。

開いた弁から余分な燃料は燃料タンクへ戻る仕組みになっています。

 

 

インテークマニホールド内の負圧が高い場合

インテークマニホールド内の負圧が高い場合、インジェクター(燃料噴射装置)から噴射する燃料はインテークマニホールド内の負圧(マイナスの圧力)で燃料が引っ張られる格好となり、必要以上の燃料を噴射してしまいます。

過度な燃料噴射量を抑えるために、負圧が規定よりも高い場合は負圧の力でダイヤフラム弁が引き上げられ同時に燃料タンクへ戻るが開かれ、燃料噴射量を制御する仕組みになっています。

負圧の大きさや走行状況、圧送される供給燃料量の増減に伴いダイヤフラム弁が作動し、同時に燃料タンクへ向かう弁の開閉が行われ、燃圧を一定に保つ働きをします。

 

Sponsored Link

 

プレッシャーレギュレーターのへたりについて

プレッシャーレギュレーターの内部構造には、ダイヤフラム弁を作動するバネがあり、バネはダイヤフラム弁を常に押し付けています。

バネに『へたり』が生じた場合、ダイヤフラム弁を押し付ける力が弱く、燃料タンクへ戻る流路のを常に開く格好になります。

燃料タンクへ戻る弁を開く条件は、圧力が高い時やインテークマニホールド内の負圧が高い時など、必要以上に燃料を噴射してしまう場合です。

弁を開く必要がない時に弁を開くことは、基準値よりもさらに圧力が下がり『燃圧低下』となります。

 

関連記事>>>『車の燃圧とは燃料にかける圧力?燃圧低下の原因と症状についても』

 

Sponsored Link

 

プレッシャーレギュレーターが故障した場合の症状

故障した場合には、燃圧調整に支障をきたし燃料噴射量にバラつきからエンジン不調を引き起こします。

また、プレッシャーレギュレーターに付帯する『負圧パイプ』が経年劣化によりひび割れを生じた際にも、燃圧の制御不良から燃料噴射量に狂いを生じエンジン不調を生じます。

故障の際に見られる症状は、エンジン始動のもたつき、アイドリング不安定、エンジン出力不足、トルク不足、マフラーから黒煙を排気するなどがあります。

 

関連記事>>>『プレッシャーレギュレーターの故障の症状とは?燃圧低下と燃圧が高い時についても』

 

Sponsored Link

 

まとめ

  • プレッシャーレギュレーターの役割とは、インジェクター(燃料噴射装置)から噴射する燃圧調整する弁 (調圧弁) です。
  • プレッシャーレギュレーターの仕組みは、負圧や高圧力によりダイヤフラム弁が作動する仕組みです。
  • プレッシャーレギュレーターにへたりが生じると、燃圧低下となりアイドリング不安定やエンジン出力不足などの症状があります。

 

Sponsored Link

 

7年経過の車は修理を続けると損をするの?買い替える判断基準についても

新車

走行距離が7万kmに差し掛かかると車の寿命が近づく為、修理や故障の頻度が多くなります。

そんな時に、『修理してもう少し乗り続けようか』 それとも『思い切って買い替えようか』と悩んでしまいます。

大きなお金が動くため、どちらを選択した方が損をせず得になるか判断に迷いが生じます。

10万kmに差し掛かり寿命が近づく車は修理をするとをします。

 

 

関連記事新車を最も安く買う方法!値引きと購入費用を抑えるコツと時期を徹底解説!

新車を最も安く買う、賢い事前知識とその方法

 

カーセンサー.net

『カーセンサー.net簡単ネット査定』は、全国にある買取り業者の登録数が1,000社以上と圧倒的に多く、他では掲載されていない地方にしかない地場の買取り業者や、様々な車種やジャンルに特化した強みを持った買取り店、輸出向けや廃車解体業者、他の買取り査定では目にしない買取り店など、あらゆる買取り店が見つかります。

カーセンサーのコンテンツ内容は、初心者の方に必要な一括査定の知識が盛り込まれており、誰でも安心して利用できるほかサイトの操作も使いやすくなっています。

全国網羅し扱う車種の幅も広く、安心できる車買取店が見つけやすいです。

 

無料 ( 公式サイト )
↓  ↓  ↓
カーセンサー.net簡単ネット査定

 

ズバット車買取比較

『ズバット車買取比較』は、全国にある150社以上の買取業者へ無料で一括査定ができるサイトです。

車買取業者により査定額は異なりますので、1社のみの査定では本当の車の価値がわかりません。

『なるべく車を最高額で売りたい』とお考えの場合は、無料一括査定であれば同時に複数の査定額が比較でき、一番高い査定額に売却ができます。

最大で8社の一括査定が無料で行えます。

 

無料 ( 公式サイト )
↓  ↓  ↓
大手を含む100社以上の車買取業者から、最大8社に無料一括査定依頼

 

-燃料供給系

© 2024 くるくる