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電装系

イグニッションコイルの故障はそのまま走行しても大丈夫なの?

2020年3月19日

イグニッションコイル

  • イグニッションコイルは故障後も走行を続けて大丈夫なの?
  • イグニッションコイルの故障はすぐに交換が必要?
  • イグニッションコイルの交換費用はいくらかかるの?

上記の疑問・質問にお答えします。

イグニッションコイルの故障の際、そのまま走行を続けても大丈夫か、それともすぐに交換しなければならないか気になるところではないでしょうか?

記事を読んでわかること

  • イグニッションコイルの故障はそのままでも走行可能か否か
  • イグニッションコイルの故障の症状
  • イグニッションコイルの交換費用

当記事では、イグニッションコイルが故障した際の処置についてお伝えします。

記事の前半では、イグニッションコイルの故障後も走行は可能を解説しまます。

記事の後半では、イグニッションコイルの故障の症状や交換費用について解説します。

当記事を読むことでイグニッションコイルが故障をしても慌てずに行動できるほか、故障の症状や交換費用もわかります。

 

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イグニッションコイルの故障は初期ならそのまま走行は可能だがリスクはある

 

故障の初期や1本のみ故障

イグニッションコイル

イグニッションコイルの故障がまだ初期であれば、そのまま走行は可能です。

あるいは故障は1本など少ない場合はそのままでも走行可能です。

ただしリスクはあります。

イグニッションコイルの故障の症状には加速性能悪化やエンジン回転数の不安定などがあります。

自分が意図する運転ができず事故を引き起こす懸念があります。

長時間あるいは長期間に渡り故障のまま乗り続けた場合、症状はより悪化します。

エンストの頻度も高くなり(15分間の走行中に4回 ~ 5回ほど起きるようになります)、エンスト後のエンジン始動も困難となります。

>>走行中にエンストする危険性とは?パワステとブレーキが効かない理由を解説!

 

ほぼ全てのイグニッションコイルが故障

イグニッションコイル

全てのイグニッションコイルが故障 (機能不能) している場合、エンジン始動はできません。

走行中であれば、突然エンジンが停止し非常に危険です。

>>走行中にエンストする危険性とは?パワステとブレーキが効かない理由を解説!

 

触媒の劣化

触媒 マフラー

1本でもイグニッションコイルが故障している場合は触媒劣化を促進させます。

イグニッションコイルの故障は失火の原因となり未燃焼ガスを発生します。

触媒は未燃焼ガスの処理に大きな負荷をかけるため劣化を早めます。

未燃焼ガスの濃度はイグニッションコイルの故障本数多いほど濃度は増します。

未燃焼ガスの濃度が増すとほど触媒の負荷も大きくなります。

触媒の劣化・損傷には高額費用がかかります。

>>車のマフラーの触媒の交換と修理にかかる費用はいくら?寿命と音についても

 

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イグニッションコイルの故障の症状

アイドリング不安定

  • エンジン始動不良
  • 加速悪化 (加速性能の低下)
  • アイドリング回転数の不安定
  • 排気音の不安定
  • エンジンの振動が大きくなる
  • エンジン警告灯 (エンジンチェックランプ)の点灯・点滅

イグニッションコイルの故障の症状は、車のイグニッションコイルの寿命の症状を解説!交換時期についても にて詳しく解説しています。

 

イグニッションコイルの寿命(交換時期)は走行距離10万kmが目安

寿命

イグニッションコイルの交換時期の目安走行距離:約10万kmです。

ただし、走行条件 (運転の仕方) やエンジン回転数などが影響します。

詳しくは、イグニッションコイルの交換時期 にて解説しています。

 

イグニッションコイルの交換はディーラーや整備工場が良い

ディーラー

イグニッションコイルの交換は自分で行うことは可能ですが、ディーラー整備工場での交換をおすすめします。

なぜなら、イグニッションコイルの交換時はスパークプラグの劣化 (消耗) もあわせて確認することが良いからです。

自分で交換の場合はスパークプラグの確認を忘れてしまうことがあるため、ディーラーや整備工場での交換がおすすです。

>>スパークプラグの交換時期と費用はいくらかかる?寿命直前の症状についても

 

スパークプラグもあわせて交換

イリジウムプラグと白金プラグの違い

なぜスパークプラグ劣化 (消耗) を確認しなければならないかと言えば、スパークプラグが劣化していと火花が弱くなります。

弱くなった火花を補う為にイグニッションコイルは通常よりも高い電圧 (過剰電圧) を発生します。

過剰電圧により、イグニッションコイル自身への負荷は大きく、イグニッションコイルの寿命を早めてしまいます。

スパークプラグが劣化していると、イグニッションコイルは新品交換をしてもすぐに交換時期を迎えます。

従って、スパークプラグの劣化の確認と劣化具合によっては交換が必要です。

>>車のイグニッションコイルとはどんな部品?役割についても解説!

 

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イグニッションコイルの交換費用(工賃含む)¥15,000円程~

費用

イグニッションコイルを1本交換した場合の費用は工賃を含めて、合計:¥15,000円程~¥25,000円程です。

交換費用

  • イグニッションコイル代金(1つ):¥10,000円程~¥15,000円程
  • 工賃(1つ交換も複数交換も同額):¥5,000円程~¥10,000円程
  • 合計費用(1つ交換時)     :¥15,000円程~¥25,000円程

工賃は1つ交換時も複数交換時も同額です。

イグニッションコイル部品代は交換数に応じた費用がかかります。

例:Z33(V型6気筒エンジン)の交換費用

ディーラーの見積もりは10万円 ~ 20万円です。

 

V型エンジンや水平対向エンジン (スバル車) は交換作業に時間を要し工賃は高くなる傾向にあります。

交換作業に時間を要する理由は、V型エンジンや水平対向エンジン (スバル車) は、取り外さなければならない周辺部品の点数が多いため多くの時間を要し工賃が高い傾向にあります。

 

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イグニッションコイル交換後の効果

イグニッションコイル交換後はエンジン回転数の安定や加速性能は改善します。

 

まとめ

  • イグニッションコイルの故障は初期あるいは1本であれば、そのまま走行可能。ただしリスクはあります。
  • イグニッションコイルの故障はそのまま走行すると危険を伴うほか触媒の劣化を促進させます。
  • イグニッションコイル(1つ)の交換費用は工賃を含め¥15,000円程~¥25,000円程です。

最後までお読みくださり、ありがとうございました。

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