排気ガスに含まれる有害な成分を浄化する装置であるマフラーの触媒(三元触媒)は、普段、見かける機会が少ないことや、自分でメンテナンスすることもないため、不具合があった時に気がつきにくい部品です。
あまり、故障や寿命などといったことを耳にする機会が少ないですが、全く壊れないものではありません。
当記事では、マフラーの触媒が故障や破損した際の交換や修理費用についてお伝えし、修理して乗り続けるか、車の買い替えをするかの、検討材料にしていただければ幸いです。
もくじ
マフラーの触媒を交換・修理する費用
マフラーの触媒を交換する費用は、車両により差はありますが、¥30万円~¥80万円と非常に高額な費用がかかります。
触媒は寿命が長く一般的に交換することがほとんどない部品です。
新しく交換する為に高額な交換費用を支払うなら、車の買い替えをされる方がほとんどです。
損傷や故障した触媒では、鼻につく刺激の強い臭いや異音やレスポンスの悪さなどからドライバー自身にも不快な思いを与えます。
排気ガス中の有害成分の浄化が不十分なことから、排気ガス基準をクリアーすることができず車検を通すこともできません。
触媒の交換費用
- ¥30万円 ~ ¥80万円
マフラーの触媒を交換・修理はどこで?
触媒の交換はディーラーや整備工場で交換することが可能ですが、触媒は一般的に交換や修理することはありません。
その理由は先程もお伝えしましたが、触媒は非常に高価な部品になるため、交換費用の見積もりを提示された方のほとんどは車の買い替えを検討します。
マフラーの触媒が故障する原因や寿命は?
- 走行中に衝撃を与えて損傷
- 長年の使用による寿命
- エンジンの不調で触媒が汚れる
触媒はエアコンのフィルターとは違い、排気ガスに含まれる有害な3つの元素、一酸化炭素(CO)、炭化水素(HC)、窒素酸化物(NOx)を化学反応により無害な成分に変化させる装置です。
触媒自身は変化せず化学反応により浄化する装置になり、フィルターの様に汚れを吸着して浄化するものではありませんので、目詰まりすることもなく通常は故障などほとんど起きない部品です(車両によっては、触媒の故障が起きやすい国産車や欧州車が一部あります)
しかし、走行中に衝撃を与えて損傷(破損)してしまうことや、長年の使用による寿命により故障することはあります。
走行中に衝撃を与えて損傷する
走行中の道路に異物が落下している場合に避けきれず異物の上を通過してしまった際や、降雪地域では車体の下回りを積雪により擦って破損する場合があります。
その他には、脱輪した際に触媒に衝撃を与えてしまった場合、DIY作業中の際に片輪のみ縁石に乗り上げるつもりが、上手く乗せることができず触媒をぶつける場合などもあります。
このような場合は触媒をぶつけた衝撃も大きいことが考えられますので、走行中に異音がすることも考えられます。
異音がない場合であっても、一度ディーラーなどで異常がないか確認や点検を行ってみることも良いです。
長年の使用による寿命
触媒は損傷(破損)などしない限りは、エンジンの走行距離:約40万km前後までは寿命があります。
近年は、車の使用年数が13年近くまで伸びましたが、触媒の寿命はまだまだ充分にあります。
例外的なことが起きない限りは寿命で交換ということは、ほとんどないと言えます。
エンジンの不調で触媒が汚れる
エンジンの不調が原因で触媒が酷く汚れ、浄化性能が落ちてしまうことがあります。
この場合は、ディーラーや整備工場にて内部を清掃する必要があります。
触媒からする音とは?
マフラーから金属片を引きずるようなガラガラやカラカラ、ゴトゴトと異音がする場合には、触媒が損傷していることが考えられます。
この場合、触媒のみが損傷しているとは限らず、サイレンサー(通称:タイコ)や中間パイプなどの損傷も考えられ、ディーラーや整備工場で詳しく点検してもらう必要があります。
触媒から異音がする車両の傾向では、メルセデス・ベンツやBMWなどの欧州車(ヨーロッパ車)に多く見られます。
触媒が故障したまま乗り続けると?
- 排気ガスの浄化性能が落ち異臭がする
- カラカラやガラガラと異音がする
- レスポンスが悪くなる
- エンジンチェックランプの点灯
- エンジンがかからなくなる
触媒に異音や不具合・故障があるにもかかわらず車の走行を続けた場合は様々な弊害があります。
自車の前後・左右を走行するドライバーの方も気がつくほどの異臭や異音があります。
加速時のレスポンスも悪くなり、さらに走行を続けた場合はエンジンが停止して走行不能となります。
異音・異臭や加速など、普段の運転感覚と何かが違うと感じた時は、ディーラーなどに相談してみましょう。
触媒を交換する事例
破損・損傷、寿命のほかに触媒を交換する事例には、スポーツカーにお乗りの方は走行性能を向上する目的で触媒を交換することがあります。
サーキット走行などでは、排気抵抗が少ない触媒や、排気効率が良い触媒に交換することでタイムアップを測ることができ、加速時の排気音も大きくなります。
まとめ
- マフラーの触媒の交換費用は、¥30万円~¥80万円の高額費用がかかります。
- 触媒はエンジン走行距離、約40万kmまでの寿命があります。
- 触媒が損傷した場合、カラカラ、ゴトゴトなどの異音が生じます。
最後までお読みくださり、ありがとうございました。
7年経過の車は修理を続けると損をするの?買い替える判断基準についても
走行距離が7万kmに差し掛かかると車の寿命が近づく為、修理や故障の頻度が多くなります。
そんな時に、『修理してもう少し乗り続けようか』 それとも『思い切って買い替えようか』と悩んでしまいます。
大きなお金が動くため、どちらを選択した方が損をせず得になるか判断に迷いが生じます。
10万kmに差し掛かり寿命が近づく車は修理をすると損をします。
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