
パワステオイル交換の際に『交換方法』や工賃を含めた『交換費用 (料金) 』を知りたいと思ったことはないでしょうか。
また交換方法の1つである全量交換の方法や費用についても具体的に知りたいと思ったことはないでしょうか。
ここでは、パワステオイルの交換方法や工賃を含めた費用(料金)、交換後の効果について解説していきます。
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パワステオイルの交換方法
全量交換(上級者レベル)
全量交換は作業が難しく慣れていない方にはおすすめできません。
エア噛みを生じた場合には、パワステポンプの破損などリスクを伴います。
手順を誤るとパワステオイルが無くなりパワステポンプが焼付きます。
また、規定量を超えるパワステオイルを注油した場合には、オーバーフローを生じオルタネーターなど他の部品にかかる懸念があります。
全量交換は慣れていない方にはリスクがあり、ディーラーや専門業者など上級者のみ対象とお考えください。
全量交換を希望の場合はディーラなどの専門業者に依頼しましょう。
自信がある方向けに全量交換について解説します。
- 新しいパワステオイル:2L~3L程(1L:¥1,000円程)
- 計量カップ
- 石油(灯油)ポンプ( 通称:シュポシュポ)
- 500ml~1Lの廃油入れ容器(PETボトル可)

エンジンを停止します。

パワステ用リザーブタンク内のパワステオイルをできる限り抜き取ります。
抜き取りには石油ポンプ (灯油ポンプ) などを使用します。

パワステオイル用リザーブタンクと接続するリターンホースを外し、オイルが漏れないようリターンホースに栓 (ボルト可) をします。
リターンホースを外す際には、オイル漏れやオイルの飛び散りがあります。
栓をしたリターンホースは、オイル漏れに備えて廃油を入れる容器 (500ml ~ 1Lのペットボトル可) に差し込みます。
リターンホースを抜いた瞬間にパワステオイルは多量に漏れます。
養生や拭き取り用ウエスなどを用意しておきましょう。
リザーブタンクのキャップ(蓋)を締めておくと少し漏れにくくなります。

リザーブタンクに新しいパワステオイルを入れます。
リターンホースを空容器 (ペットボトル) に差し込んだ状態にしておき栓のみを外し、ハンドルを数回切ります。
ハンドルを切るたびにリターンホースから古いパワステオイル (黒色) が排出されます。
排出と同時に新しく注油したパワステオイル (透明感がある) は吸い込まれます。
容器から廃油 (排出油) が溢れないよう確認しながらハンドルを切る作業を行います。
容器の半分位まで廃油が貯まると別の空容器に交換することが安全です。

再びリターンホースを空容器に入れ、【step:4】の作業を繰り返します。
黒色のパワステオイルから透明感のある色になるまで繰り返します。
[st-step step_no=”6″]リターンホースの接続[/st-step]リザーブタンクのキャップ(蓋)が締まっていることを確認します。
キャップ (蓋) の締まりを確認後は、リザーブタンクにリターンホースを接続します。
接続の際はリターンホースから多少のオイル漏れがあります。
重要!エア抜き
全量交換後は必ずエア抜きをしてください。
ジャッキがない場合はダンボールを2枚用意します。(左タイヤ・右タイヤ用)

後のハンドルを切る作業の為に前輪をジャッキアップしタイヤを路面から浮かせます。
ジャッキがない場合は、路面と左右の前タイヤの間にダンボールを敷きます。
エンジンルーム内のリザーバタンクのキャップ (蓋) を開けます。
エンジン停止状態でハンドルロック位置まで左右にハンドルを4 ~ 5回切ります。
リザーバタンク内 (パワステオイル用) のオイル量を確認します。
規定量 (MAXとMINの間にオイルがあること) のオイル量に満たない場合はオイルを継ぎ足します。
エンジン始動します。
エア抜きの為にハンドルを左右どちらかのハンドルロック位置まで切ります。
エアが抜けていればリザーブタンク内 (パワステオイル用) のパワステオイルは泡立ちます。
リザーブタンクのキャップ (蓋) を締めてエア抜きは完了です。
安全な場所でテスト走行をします。
もし、ハンドル操作に違和感や異音を聞き取れる場合は、もう一度エア抜き作業をします。
エア抜き作業を繰り返しても改善されない場合は、パワステポンプの損傷などが考えられます。
希釈交換(汚れたパワステオイルを新しいパワステオイルで薄める)
初級者 ~ 中級者の方には、既存の汚れたパワステオイルに新しいパワステオイル継ぎ足して薄める希釈 (きしゃく) 交換 がおすすめです。
手間と時間はかかりますが、全量交換と違い初級者であっても交換作業は行えます。
- 新パワステオイル:3L~4L(1L:¥1,000円)
- 500ml ~ 1Lの廃油入れ容器(PETボトル可)
- 計量カップ
- 石油(灯油)ポンプ(通称:シュポシュポ)
あったら良いもの:ジャッキ(前輪ジャッキアップ)
希釈交換の手順

ボンネットをあけてエンジン始動します。

後のハンドルを切る作業のために前輪をジャッキアップしタイヤを路面から浮かせます。

ジャッキがない場合は、路面と左右の前タイヤの間にダンボールを敷きます。
ハンドルロック位置まで左右どちらかのハンドルを切ります。
エンジンルーム内のリザーブタンク(パワステオイル用)のキャップ(蓋)をあけます。

石油(灯油)ポンプ(通称:シュポシュポ)を用いて、既存の古いパワステオイルを抜き取ります。
抜き取りの際はリザーブタンクのMIN(LOW)を下回らないように気をつけます。
注意!
MIN(LOW)を下回るとエアの混入(通称:エア噛み)を生じる恐れがあります。
作業の際はMIN(LOW)を下回らないように十分注意してください。
もし、MIN(LOW)を下回りエア抜き作業が必要な場合は、
≫ 『エア抜きの手順について解説』
計量カップを使い抜き取った古いオイル量をメモしておきます。

石油(灯油)ポンプにて抜き取った量と同じ量の新しいパワステオイルをリザーブタンクへ注ぎます。
パワステポンプ内の古いパワステオイルと新しく注油したパワステオイルを混ぜるために、ハンドルロック位置までハンドルを3回〜4回往復切ります。

据え切りの際はタイヤと路面の間にダンポールを挟むとハンドル操作が容易になる他、パワステ機構の負荷低減やタイヤの部分摩耗を抑えることができます。
パワステオイルを更に綺麗にしたい時は、上記工程を繰り返しオイルを徐々に綺麗にします。
1回のみで終えることも可です。
繰り返す程パワステオイルは綺麗になります。
リザーバタンクに規定量(MAXとMINの間)が満たされていることを確認しキャップを締めて完了です。
パワステオイル交換後の廃油を適切に処理します。
パワステオイルの交換料金・工賃

ディーラーの全量交換費用
- パワステオイル :¥2,000円~¥3,000円(2L ~ 3L)
- 石油(灯油)ポンプ :¥100円
- 500ml~1Lの空容器:PETボトル可
- 工賃 :¥5,000~¥6,000円程
- 合計 :¥7,100円~¥9,100円程
自分で全量交換
自分で交換する場合は工賃がかからないため、¥2,100円 ~ ¥3,100円程
オートバックスの全量交換費用
パワステオイルと工賃を含めて¥3,300円 ~ です。
交換時間

ディーラーやオートバックスなどで交換した場合の交換時間は20分 ~ 30分程です。
希釈交換の費用
- パワステオイル :¥3,000円 ~ ¥4,000円(3L ~ 4L)
- 石油ポンプ :¥100円
- 500ml~1Lの空容器:PETボトル可
- 合計 :¥3,100円~¥4,100円
パワステオイル交換後の効果は?

パワステオイル交換後の効果を大きく実感することはあまりありません。
ハンドリングが少し良くなった気がする程度です。
体ではほぼ感じませんが新しいパワステオイルに交換したことでパワステ機能は確実に改善しています。
パワステオイルの交換時期
パワステオイルの交換時期は走行距離や使用年数を基に明確に定められていません。
パワステオイルの交換は自己判断で交換します。
- ハンドリングに違和感を感じた時
- 年式5年経過 (目安)
- 走行距離5万km (目安)
交換時期を迎えたパワステオイルでは、ハンドリングに支障をきたし危険を伴う運転を強いられます。
交換時期を迎える前の早めの交換が安全です。
まとめ
- パワステオイルの交換方法には、上級者向けの全量交換と初・中級心者向けの希釈交換の2通りがあります。
- パワステオイルの全量交換の費用は¥7,100円 ~ ¥9,100円程 (工賃含む)かかります。
- パワステオイルの希釈交換の費用は¥8,100円~¥10,100円程 (工賃含む)かかります。
- パワステオイル交換後の効果は体感はありませんが、パワステ機能は確実に改善しています。
最後までお読みくださり、ありがとうございました。
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