車の消耗品であるプラグコードは、将来は交換しなくてはなりませんが、交換費用や何年・何万キロのタイミングで寿命を迎えるか気になるのではないでしょうか?
また、寿命に早く気がつくためには、寿命の際に表れる症状などを知っておくことが良いと思います。
当記事では、プラグコードの交換費用と寿命、寿命が迫った時の症状についてお伝えしていきます。
プラグコードの交換費用
プラグコードの部品代は車種により異なりますが、1本:¥2,000円~¥4,000円ほどになり、 各シリンダーに1本取り付きますので、4気筒エンジンでは4本、6気筒エンジンでは6本必要になります。
6気筒エンジンの場合の合計部品代は、¥2,000円 ~ ¥4,000円 × 6本 = ¥12,000円 ~ ¥24,000円程になります。
自分で交換する場合は工賃がかかることはありませんが、ディーラーで交換した場合は工賃が¥2,500円ほどかかります。
プラグコードの交換費用
- プラグコードの部品代 (1本):¥2,000円 ~ ¥4,000円程
- 工賃 :¥2,500円程
- 工賃を含めた合計 (6気筒) :¥12,000円 ~ ¥24,000円程
メモ
プラグコードは純正品に比べ、社外品 (NGKなど) の方が性能が良く価格も安く販売されています。
プラグコードの寿命は10万km
プラグコードの交換時期の目安は約10年・10万kmです。
場合によっては3年・3万kmや5年・5万kmで交換する場合もあります。
プラグコードが寿命になると導線に亀裂、あるいは断線し電気が漏れます。
端子部に電解腐食が生じると接触不良となる場合もあります。
スパークプラグ(点火プラグ)の交換時期が近い場合は、あわせて交換すると手間が省けて良いです。
関連記事>>>『スパークプラグの交換時期と費用はいくらかかる?寿命直前の症状についても』
プラグコードの寿命前の症状
- アイドリングの不安定
- 発進時のもたつき
- 加速の低下
- 出力の低下
- 登坂走行時にもたつく
- オーディオなどにノイズが入る
- 亀裂部から火花が散る
プラグコードの寿命や不具合は導線の亀裂に起因した断線あるいは絶縁不良(リーク)です。
プラグコードに断線あるいはリークが生じた場合、基準を満たす電気が流れずスパークプラグ(点火プラグ)の失火が起き、主に混合気の爆発に支障をきたします。
アクセルペダルを踏み込んだとしてもエンジン回転数は上がらず、加速性能が悪くなるほか、オーディオなどにノイズが入りECUなどへ影響を及ぼす恐れがあります。
雨や湿度が高い日に症状が頻繁に表れる場合は、リークしていることが疑われます。
水は電気を通しやすいため、プラグコードに霧吹きなどで水をかけて不調(走行性能の低下やノイズなど)を確認することもできます。
水をかけた後、走行性能に低下を感じた場合はプラグコードに亀裂などがあり、リークしていることが考えられます。
リークは暗い場所で確認することもでき、亀裂が入った部分から青白い火花が飛んでいる場合はリークしています。
メモ
断線の診断には専用のテスターを使用します。
測定したコードの抵抗値が基準値を超えていた場合はリークしています。
注意
失火した場合は生ガスにより触媒を溶損する恐れがあります。
その後は走行不能となりますので、プラグコードに寿命の症状が表れた際は交換をしましょう。
まとめ
- プラグコードの交換費用(6気筒エンジン)は、工賃を含め¥12,000円 ~ ¥24,000円程かかります。
- プラグコードの寿命は約10年・10万km。場合によっては3年や5年の交換もあります。
- プラグコードの寿命の症状には、走行性能の低下やアイドリングの不安定などがあります。
- プラグコードの寿命が迫り、失火が続くと触媒の溶損や走行不能になる恐れがあります。
最後までお読みくださり、ありがとうございました。
関連記事>>>『車のプラグコードとは?パワーケーブルとの違いや効果は?』