【 出典:モノタロウ 】
エンジン不調からインジェクターの故障と疑われた際、インジェクターの故障の症や故障した原因について知りたいと思ったことはないでしょうか。
車のインジェクターの故障の症状は複数あります。
当記事では、インジェクターの故障の症状と原因について解説をします。
症状を知ることで、エンジン不調の原因がわかるかもしれません。
もくじ
インジェクターの故障の症状
- エンジン始動不良 / 加速低下 / 出力低下 / トルク低下
- エンジン停止 / エンスト (エンジンストール)
- エンジン振動が大きくなる
① エンジン始動不良 / 加速低下 / 出力低下 / トルク低下
例えば6気筒エンジンの1つのインジェクターが故障した場合、故障した1つのシリンダーは爆発 (燃焼) 工程がなされず、残りの5つのシリンダーからエンジン始動やエンジン出力、エンジントルクを得ることになります。
1つ足りないことで、加速低下や出力低下やトルク低下など、運転時の走行性能は低下します。
② エンジン停止・エンスト (エンジンストール)
全てのインジェクターが故障した場合は、エンスト (エンジンストール)をします。
エンスト (エンジンストール)の直前は、エンジン回転数は不自然に上下し (ガクガクした症状) エンストします。
エンスト (エンジンストール)を含めたエンジン性能の低下などは、インジェクター故障のほか燃料ポンプなどの燃料供給系の故障が考えられます。
③ エンジン振動が大きくなる
4気筒エンジンであれ6気筒エンジンであれ、4つのシリンダー・ピストンあるいは6つのシリンダー・ピストンは、1サイクル (吸気・圧縮・爆発(燃焼)・排気) を経て、振動の打消しやバランスを取るよう設計されています。
例えば、6気筒エンジンの第1シリンダーが爆発の時には、第3シリンダーを排気工程として (反対向きの力) 振動や力をなるべく相殺し (打ち消す)、振動を抑えるよう考えられています。
しかし、第1シリンダーのインジェクターが故障している場合、燃料は噴射せず混合気は生成されません。
本来、爆発 (燃焼) 工程ではピストン降下時に大きな力を発生しますが空気のみでは爆発せず、ピストン降下時の力は小さく想定したバランスとは大きくかけ離れます。
いずれかのインジェクターが故障した場合は、振動を打ち消す (相殺) ことはできずにアンバランスとなり、エンジン振動は大きくなります。
インジェクターの故障の原因
- インジェクターの詰まり
- 長期間放置によるインジェクター可動部分の固着
- インジェクターの寿命
①インジェクターの詰まり
インジェクターに詰まりを生じると、燃料は噴射されず混合気の生成はなされません。
もしくは、燃料噴射量は適正量未満となり、混合気は薄く生成されます。
インジェクターの詰まりについては、 『車のインジェクターの詰まりの症状と原因とは?洗浄についても』 にて、詳しく解説をしています。
②長期間放置によるインジェクター可動部分の固着
車を長期間に渡り放置した場合、インジェクター内部に残った燃料は経年劣化します。
経年劣化した燃料は粘りを生じ、インジェクター可動部の抵抗や固着の原因となり、噴射に支障をきたします。
長期間放置によるインジェクター可動部分の固着については、『車両の長期間放置によるインジェクター可動部の固着』 にて、詳しく解説をしています。
③インジェクターの寿命
インジェクターは車の消耗品の中では長寿命の部類に入りますが、いずれは交換時期を迎えます。
インジェクターの交換時期については、『車のインジェクターの交換費用は工賃を含めていくら?交換時期についても』 にて、詳しく解説をしています。
洗浄にて回復する場合もある
インジェクターの交換時期 (寿命) を迎えた際は新たに交換しなければなりませんが、インジェクターの詰まりと思われる場合、まずはインジェクターを洗浄してみると回復することがあります。
新しいインジェクターに交換する前に、洗浄を試してみることも良いです。
関連記事>>>『車のインジェクター洗浄は効果があるの?洗浄方法と料金はいくら?』
インジェクターの故障はエンジン不調
インジェクターのどれか1つでも故障した場合には様々な症状が見られますが、つまりは『エンジン不調』になります。
6気筒エンジンであれば、通常は6つのシリンダーが1サイクルを経て本来のエンジン性能を発揮します。
しかし、インジェクター故障により機能していなければ、混合気は生成されずにエンジン始動やエンジン出力など全てにおいて性能不充分となります。
まとめ
- インジェクターの故障の症状は複数あり、結局はエンジン不調になります。
- インジェクターの故障の主な原因は、インジェクターの詰まりや寿命です。
- インジェクターの故障と思われた場合、まずは洗浄を試みることで回復することがあります。
関連記事 >>>『車のインジェクターの交換費用は工賃を含めていくら?交換時期についても』
7年経過の車は修理を続けると損をするの?買い替える判断基準についても
走行距離が7万kmに差し掛かかると車の寿命が近づく為、修理や故障の頻度が多くなります。
そんな時に、『修理してもう少し乗り続けようか』 それとも『思い切って買い替えようか』と悩んでしまいます。
大きなお金が動くため、どちらを選択した方が損をせず得になるか判断に迷いが生じます。
10万kmに差し掛かり寿命が近づく車は修理をすると損をします。
関連記事新車を最も安く買う方法!値引きと購入費用を抑えるコツと時期を徹底解説!
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