タイヤでチェックされるのは溝だけですか?
タイヤ溝の測り方も教えて欲しいです。
上記の質問にお答えします。
【 当記事の内容 】
- 車検に必要なタイヤ溝の深さ
- 車検の時にチェックされる内容
- タイヤ溝の測り方
当記事では車検時に必要なタイヤ溝の深さは何mmか?をお伝えします。
ただし、タイヤ溝の深さが十分あっても車検に通らないタイヤもあります。
最後までお読みいただくと、タイヤに関する車検対策がしっかりできます。
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もくじ
車検に通るタイヤ溝の深さは何㎜必要?
一般国道 | 高速道路 | |
普通車・軽自動車 | 1.6mm | 1.6mm |
小型トラック | 2.4mm | |
大型トラック・バス | 3.2mm |
タイヤの溝は最も浅い溝を測ります。
タイヤ溝の深さは全周おなじ深さではありません。
数ヶ所を測定し最も浅い溝の深さから保安基準を満たしているか判定します。
例えば
例えば、時計の12時の部分はタイヤ溝の深さ2.0mmとしても、6時の部分は溝の深さが1.5mmでは車検に通りません。
最も浅いタイヤ溝が対象になるからです。
1.6mm未満は道路運送車両法の保安基準違反
タイヤ溝の深さ1.6mm未満 (1.5mm以下) は道路運送車両法の保安基準違反です。
道路運送車両法 保安基準 第167条の4にはタイヤ溝の深さは1.6mm以上と定められています。
罰則(減点と罰金)
- 違反点数(減点):2点
- 反則金 :¥9000円
道路運送車両法の保安基準違反の罰則は、減点2点、反則金¥9,000円の罰金が科せられます。
違反点数 (減点) は6点を超えると30日間の免停になります。
タイヤ溝の測り方を先に読みたい方
» タイヤ溝の測り方
タイヤ溝の深さ1.6㎜以上あっても車検に通らない事例
- 極度のひび割れ・亀裂
- 極端な偏摩耗
- ワイヤーの露出
上記3つ以外にも走行時に危険を伴う恐れがあると判断されたタイヤは車検に通らない場合があります。
タイヤ溝の深さは1.6㎜以上あっても車検に通らない場合があります。
極度のひび割れ・亀裂
あまりにも状態の酷いタイヤは、走行時にリスクを伴うため検査員の判断にて車検に通らないことがあります。
【 あまりにも状態の酷いタイヤ 】
- 大きなひび割れ
- 深い亀裂
車検に通らない可能性があります。
本来、車検時の検査項目に『タイヤのひび割れ』や『亀裂の有無』は含まれていません。
一般レベルの『ひび割れ』や『亀裂』であれば車検に通ります。
過去に普通レベルの『ひび割れ』を生じているタイヤで車検を受けましたが、指摘を受けることなく車検に通りました。
極端な偏摩耗
【 出典元:ブリヂストンタイヤ 】
偏摩耗タイヤ (タイヤ内側あるいは外側のみを極端に摩耗) はタイヤ溝の深さが1.6㎜以上であっても車検に通らない恐れがあります。
『ひび割れ』や『亀裂』の場合と同じく車検の検査項目には含まれていませんが、検査員の判断にて車検に通らない場合があります。
理由は走行時にリスクがあると判断されるためです。
ワイヤーの露出
タイヤのショルダー部分などタイヤの一部にワイヤーの露出が見られる場合は車検に通らない恐れがあります。
先程と同様にタイヤ溝の深さが1.6㎜以上あっても、検査員の判断にて車検に通らない場合があります。
実際のお話
タイヤの主溝の深さは2.0㎜ありましたが、タイヤショルダー部分のワイヤーが今にも見えそうな状態のタイヤであったため、検査員に保安基準を満たしていないと判断され車検に通らなかったことがありました。
微妙な状況下では検査員の判断に委ねられる場合がある
車検ではタイヤの溝に限らず検査員の判断に委ねられる場合があります。
どのような時に?
『どちらにも取れる微妙な状態』の時です。
『車検に通りそうな状態』にも見えるし、
『通らない状態』にも見える時です。
どちらにも取れる微妙な時は検査員に車検に通る / 通らないを判断されます。
- 厳しい:車検に通にくい
- 優しい:車検に通りやすい
不思議に思われるかもしれませんが、微妙な状況の時に検査員の判断に委ねられる場合はタイヤ溝の深さに限ったことではありません。
例えば、車検項目に含まれているヘッドライトの明るさやフロントガラスの傷なども同様に判断されます
車検に通っても安全とは言えないタイヤ
- 溝の深さ3mm ~ 4mm以下
- 溝の深さ1.8mm
- ひび割れを生じている
タイヤ溝の深さ3mm ~ 4mm 以下
【 特に目立つ口コミ 】
- 雨天走行は急激に滑りやすくなった
- 雨天走行での安定感を感じなくなった
タイヤ溝の深さが3mm ~ 4mmになると雨天走行時の安定性は急激に低下します。
溝の深さ3mm ~ 4mmは新品時から約半分 (50%) 摩耗したタイヤです。
溝の深さが半分 (50%) になればウェットグリップ性能が低下するのはごく自然なことです。
溝の深さ3mm ~ 4mmのタイヤは安全面からタイヤの交換時期と言えます。
実際、溝の深さ3mm ~ 4mmほどになるとタイヤを買い換える方が多いです。
タイヤ溝の深さ1.8mm
溝の深さ1.8mmのタイヤはウェットグリップ性能は非常に低く危険なタイヤです。
特に高速道路では高い確率で『ハイドロプレーニング現象』を起こします。
溝の深さ1.8mmまで摩耗したタイヤのショルダー部はより摩耗が進んでいます。接地面積の縮小に伴いグリップ性能は低下しています。雨天走行だけでなく晴れた日 (ドライ路面) の走行にもリスクがあります。
ひび割れを生じている
タイヤのひび割れは軽視されがちですが、ひび割れは次第に大きな亀裂となりタイヤバーストに繋がる懸念があります。
車検の時にチェックされるタイヤ項目
- タイヤ溝の深さ
- ワイヤーの露出
- 極端な偏摩耗
- ひび割れや亀裂
- タイヤ空気圧
車検に直接関係のある項目は『タイヤ溝の深さ』のみです。
他の項目 (2番 ~ 5番) は車検時にチェックをされますが直接の検査項目ではありません。
『チェックされる = 車検の検査項目』ではありません。
例えば、車検時にタイヤの空気圧をチェックされますが、適正空気圧でないからと車検に通らないことはありません。
先ほどお伝えした通り、本来は車検の検査項目には含まれてないが、あまりにもタイヤの状態がひどい時にはチェックをされ検査員の判断にて車検に通らないことがあります。
タイヤ溝の深さを確認
- 夏用タイヤ
- 冬用タイヤ
夏用タイヤの溝深さの確認方法
タイヤ溝の深さを確認するには測定器 (デプスゲージ) を用いて測定します。
デプス (深さ) ゲージとは名前の通り ”深さ測定器” です。
溝の深さを測るデプスゲージには2つのタイプがあります。
- デジタル式 (簡単)
- アナログ式 (学習が必要)
アナログ式は小数点以下の数値を読む知識が必要です。
アナログ式
デジタル式
デジタル式は表示された数値がタイヤ溝の深さです。
誰もが簡単に読めます。
スリップサインの露出の確認方法
スリップラインの露出のみを確認するには、まずはスリップサインの場所を探さなくてはなりません。
スリップサインの場所はタイヤ側面の『▲』マークを探します。
スリップサインの探し方
- タイヤ側面の『▲』マークを探す。
- 『▲』マークをトレッド面(タイヤ接地面)に延長した先のタイヤ溝にスリップサインがあります。
- スリップサインがタイヤトレッド面(接地面)とフラットになっていなければ車検に通ります。
» スリップサインの見方・探し方の記事にも解説しています。
冬用タイヤ(スタッドレスタイヤ)の確認方法
冬用タイヤ(スタッドレスタイヤ)の溝の深さを確認する方法は夏用タイヤと同じです。
参考
プラットフォームの露出の有無は車検には問われません。
プラットフォームはスタッドレスタイヤの効果 (雪道走行の性能・効果) であり車検の対象ではありません。
スタッドレスタイヤであっても車検に問われるのはタイヤ溝の深さです。
スタッドレスタイヤの場合も夏用タイヤと同様に溝の深さ1.6mmが保安基準を満たします。
車検の対象外ですが安全面からは雪道走行の効果はなく危険なため新品タイヤに交換が良いです。
スタッドレスタイヤを冬用タイヤとしては使わずに、夏用タイヤとして使う場合にはスリップサインの露出まで使用できます。
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まとめ
- 車検に通るタイヤ溝の深さは1.6mm以上必要です。
- タイヤ溝の深さ残り3mm ~ 4mmになると雨天走行は急激に滑りやすくなります。
- タイヤ溝の深さ1.6mm未満は道路運送車両法の保安基準違反です。
最後までお読みくださり、ありがとうございました。
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