記事のリンクに広告を含む場合があります。

ブレーキ

ブレーキフルードの交換時期と交換費用は工賃を含めていくら?

2019年1月21日

ブレーキフルード

車検の時にディーラーの方から『ブレーキフルードも交換しなければなりませんね』と言われ、『ブレーキフルードの交換時期っていつなの?』『交換費用はいくらかかるの?』

と思ったことはないでしょうか。

実はブレーキフルードの交換は車検の検査項目に含まれていませんので任意交換になります。

ブレーキフルードの交換は、怠ると事故に直結する軽視してはならメンテナンスです。

当記事では、ブレーキフルードの交換時期と交換費用について解説します。

交換時期を事前に知ることで危険な場面を回避できます。

オイルとフルードの違い

同じオイルであっても使用目的から呼称が変わります。

  • 潤滑目的 (潤滑油) :オイル
  • 油で力を伝える (動力伝達) :フルード

 

Sponsored Link

 

ブレーキフルードの交換時期

新車購入の場合

購入してから3年経過した時が交換時期です。

新車購入から3年経過は車検の時期にもあたりますので、車検とあわせて交換することが効率的です。

 

新車購入以外の場合

新車購入以外の場合は、安全の為には2年に1度交換時期です。

4年に1度の交換であっても良いと言われる場合もありますが、安全のためには2年に1度の交換をおすすめします。

車検時にあわせて交換することが時間効率が良いです。

注意

ブレーキフルードにエンジンオイル使用できません

ブレーキ機能を失いますので絶対に入れてはいけません。

 

ブレーキフルードの色と交換時期

黄金色

 

ポイント

  • 黄金色・・・・新品
  • こげ茶色・・・交換時期
  • 黒色・・・・・即交換

 

新しいブレーキフルードの色は綺麗な黄金色をしていますが、劣化して交換時期を迎えたブレーキフルードは焦げ茶色をしています。

焦げ茶色から更に劣化が進むと黒色になります。

 

ブレーキフルードの交換が必要な理由

ブレーキ

ブレーキフルードは油圧式ブレーキを動かすためのフルード (オイル) です。

交換時期を過ぎたブレーキフルードを使用し続けると、ブレーキフルードの劣化に起因し動力伝達に支障をきたします。

動力伝達に支障をきたすと、ブレーキ効き悪くなります。

交換の際は、交換時期の他に全量交換をしなければなりません。

 

ブレーキフルードは全量交換

ブレーキフルードの適量は車種により異なりますが、多くの車種は800ml ~ 1,000mlほどです。

交換時は旧ブレーキフルードを全て抜き取り、新しいブレーキフルードに全量交換します。

 

注意!

新旧のブレーキフルードを混ぜた場合、性能 (効果) は旧ブレーキフルードを優先し中間の性能 (効果) にはなりません。

 

 

全車輪のブレーキ経路までを交換する

ブレーキフルードの交換時にリザーバータンク (リザーブタンク) のみ交換する店舗などがありますが安全性欠けます。

リザーバータンク (リザーブタンク) 内とブレーキへ繋がる経路までの全てのブレーキフルードを交換しなくてはなりません。

古いブレーキフルードが残っている場合は、新旧のブレーキフルードが混合し平均の性能にはならず、古いブレーキフルードの性能が優先されます。

カー用品店では申し出ると全量交換する店舗はありますが、多くはリザーバータンク (リザーブタンク) 内のみを交換する傾向があります。

一方、ディーラーではブレーキ系統の全てのブレーキフルードを交換します。

ブレーキフルードは、安全の為に全てを交換するようにしましょう。

 

ブレーキフルードの交換費用

費用

【スマートフォンの方は横スクロールができます】

  ブレーキフルード代金 工賃 合計費用
ガソリンスタンド ¥1,000円 ~ ¥2,000円程 ¥2,000円 ~ ¥3,000円程 ¥3,000円 ~ ¥5,000円程
カー用品店 ¥1,000円 ~ ¥2,000円程 ¥2,000円 ~ ¥3,000円程 ¥3,000円 ~ ¥5,000円程
ディーラー ¥1,000円 ~ ¥2,000円程 ¥3,000円 ~ ¥4,000円程 ¥4,000円 ~ ¥6,000円程

ブレーキフルードの全量交換には800ml ~ 1,000mlほど必要になり、価格は1,000mlあたり¥1,000円 ~ ¥2000円程です。

 

 

オートバックスとイエローハットの交換費用と交換時間

オートバックス

【スマートフォンの方は横スクロールができます】

  交換費用 (税込み) 交換時間
オートバックス ¥4,320円 ~  30分 ~ 
イエローハット ¥3,240円 ~  20分 ~ 

 

工賃の差はブレーキフルードを交換する範囲の差

ディーラーとカー用品店の工賃に差が生じる理由は、ディーラーではリザーバータンク (リザーブタンク) とブレーキ経路内の全てのブレーキフルードを交換します。

一方、カー用品店はリザーバータンク (リザーブタンク) のみを交換する傾向があります。(申し出ると全量交換をしてもらえる店舗もあります)

古いブレーキフルードが残っている場合、新旧のブレーキフルードが混ざり合い平均的な性能にはなりません。

古いブレーキフルードの性能が優先されますので、交換時は全てのブレーキフルードを交換しなくては安全とは言えません。

 

Sponsored Link

 

ブレーキフルードを交換しないとどうなる?

  • ベーパーロック現象を誘発
  • ブレーキフルードが漏れる

 

ベーパーロック現象を誘発

ベーパーロック現象

ブレーキフルードを交換しない場合は、『ベーパーロック現象』を誘発しブレーキ効かなくなります。

ブレーキフルードの特徴の一つに吸湿性の高さがあります。

ブレーキフルードは大気中の水分を継続的に吸収し続けますので、古くなったブレーキフルードは多くの水分を含みます。

ブレーキフルードに水分を含むことは、ブレーキフルードの沸点下げるため、フルード内に気泡が出来てしまいます。

ブレーキペダルを踏みブレーキフルードに圧力がかかると、フルードに混入した気泡潰れ、ブレーキフルードの先にあるブレーキキャリパーなどに伝わりません

伝わらないことは、ブレーキが効かないことになります。

ブレーキを効かせる為には (ブレーキフルードに力を伝える為には)、更にブレーキを踏み込まなければなりません。

ブレーキフルード内に気泡が出来てしまう現象を『ベーパーロック現象』と呼び、気泡の大きさによってはブレーキが全く効かない場合もあります。

ブレーキフルードは、制動時の摩擦に起因し高温下で使用されるため、高い沸点が要求されます。

ブレーキフルードを交換しない場合、吸湿性のあるブレーキフルードが水分を多く含み、沸点の降下に伴いベーパーロック現象を起こします。

 

 

ブレーキフルードが漏れる

オイル漏れ

ブレーキフルードは吸湿性が高いため、徐々に水分量が増えブレーキシステム内にを生じやすくなります。

錆が原因でブレーキフルードが漏れると、動力伝達に支障をきたしブレーキの効き悪くなります。

 

Sponsored Link

 

ブレーキフルードを自分で交換する

ブレーキフルードの交換は難しいため自分で交換することは控え、専門業者やディーラーに依頼することが良いです。

ブレーキ系統空気水分混入することは許されずフルード満たされていなければなりません。

不備があった場合は事故に直結する部分を扱うため、専門業者ディーラーに依頼することが良いです。

 

ブレーキフルードの取り扱い注意点

タイヤ

 

吸湿性が高い

ブレーキフルードは吸湿性高いため、容器を開封した瞬間に吸湿を開始します。

湿気を吸ったブレーキフルードは沸点下がります。

開封後のブレーキフルードは直ぐに使用し、可能であれば使い切るようにします。

保管の場合は、湿気が入りにくいようキャップを固く締めます。

また、長期保管のブレーキフルードは安全のために使用をめましょう

 

ブレーキフルードが触れると劣化

ブレーキフルードは樹脂部品塗装面ゴム類傷めます。

ブレーキフルードが触れた部分 (箇所) は直ぐに洗い流しましょう。

 

ブレーキフルードと車検

車検

車検の検査項目にブレーキフルードの交換は義務付けられていませんので、ブレーキフルードが交換時期を迎えていても車検には通ります

車検の際はディーラーで確認され交換を進められることが多いです。

車検ごと (2年ごと。新車の場合は3年後) に交換すると安全に運転ができます。

 

Sponsored Link

 

まとめ

  • ブレーキフルードの交換時期は、車検時期に合わせて交換します。(新車から3年。以降は2年ごとに交換します)
  • ブレーキフルードの交換費用は、ディーラー交換の場合は¥4,000円 ~ ¥6,000円程かかります。カー用品店などでは¥3,000円 ~ ¥5,000円程かかります。
  • ブレーキフルードの交換を怠るとベーパーロック現象やブレーキフルードの漏れに繋がります。
  • ブレーキフルードの交換は全量交換が必須です。リザーバータンクのみでは安全性に欠けます。

関連記事

 

Sponsored Link

 

7年経過の車は修理を続けると損をするの?買い替える判断基準についても

新車

走行距離が7万kmに差し掛かかると車の寿命が近づく為、修理や故障の頻度が多くなります。

そんな時に、『修理してもう少し乗り続けようか』 それとも『思い切って買い替えようか』と悩んでしまいます。

大きなお金が動くため、どちらを選択した方が損をせず得になるか判断に迷いが生じます。

10万kmに差し掛かり寿命が近づく車は修理をするとをします。

 

 

関連記事新車を最も安く買う方法!値引きと購入費用を抑えるコツと時期を徹底解説!

新車を最も安く買う、賢い事前知識とその方法

 

カーセンサー.net

『カーセンサー.net簡単ネット査定』は、全国にある買取り業者の登録数が1,000社以上と圧倒的に多く、他では掲載されていない地方にしかない地場の買取り業者や、様々な車種やジャンルに特化した強みを持った買取り店、輸出向けや廃車解体業者、他の買取り査定では目にしない買取り店など、あらゆる買取り店が見つかります。

カーセンサーのコンテンツ内容は、初心者の方に必要な一括査定の知識が盛り込まれており、誰でも安心して利用できるほかサイトの操作も使いやすくなっています。

全国網羅し扱う車種の幅も広く、安心できる車買取店が見つけやすいです。

 

無料 ( 公式サイト )
↓  ↓  ↓
カーセンサー.net簡単ネット査定

 

ズバット車買取比較

『ズバット車買取比較』は、全国にある150社以上の買取業者へ無料で一括査定ができるサイトです。

車買取業者により査定額は異なりますので、1社のみの査定では本当の車の価値がわかりません。

『なるべく車を最高額で売りたい』とお考えの場合は、無料一括査定であれば同時に複数の査定額が比較でき、一番高い査定額に売却ができます。

最大で8社の一括査定が無料で行えます。

 

無料 ( 公式サイト )
↓  ↓  ↓
大手を含む100社以上の車買取業者から、最大8社に無料一括査定依頼

 

-ブレーキ

© 2024 自動車