車を運転中にタイヤに釘が刺さってパンクすることはよくあります。
年間におけるJAFの救援依頼件数の2位が『タイヤのパンク』のことからも、走行中のみならず駐車中も含め、パンクすることはよくあります。
直近10年の救援依頼件数を調べてみると、パンクの救援依頼は常に上位3位以内に入っています。
そして、近年は2位が連続しており、タイヤのパンクは増加傾向にあります。
パンクしたタイヤを見て『いつ、どこで釘を踏んだのだろう?』、『イタズラでは?』と考えてしまうものです。
走行中に偶然刺さってしまった釘と、イタズラによるパンクの見分け方と、さらに対策についてお話していきます。
運転中(走行中)のタイヤに釘が刺さる原理について知りたい方は、『横になった釘が刺さる原理』の記事をお読みください。
関連記事:タイヤをどこよりも安く買う方法を解説!どこで買うのがいいか一番安い店を詳細解説!
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もくじ
走行中に釘が刺さる特徴
運が悪く走行中に釘を踏んでしまってパンクするケースの特徴を挙げてみます。
1:後輪に刺さることが多い
後輪に釘が刺さっている場合は、走行中に釘を踏んだ可能性が充分に考えられます。
理由は、後輪が釘を踏む確率は前輪に比べ15倍と圧倒的に高いからです。
関連記事>>>『車のタイヤに釘が刺さってパンクする確率は?前輪に刺さる原理についても』
2:左タイヤに刺さることが多い
もちろん、右タイヤに刺さることもありますが、道路形状やその他の理由から、道路脇に釘やネジなどが落ちている・集まることが多くなります。
必然的に左タイヤがパンクする確率が高くなります。
関連記事>>>『車のタイヤをパンクさせる釘は雨の日に刺さりやすい?理由は摩擦にある?』
3:駐車場で縁石などにぶつける
駐車場などにある縁石にタイヤのサイドウォール(タイヤの側面)をぶつけたり、擦ってしまい損傷するケースがあります。
ぶつけたり、擦ってしまう理由の一つに、内輪差があります。
サイドウォールをぶつけた場合は運転者はぶつけたことに気づくことが多いです。
また、サイドウォールをぶつけてしまうと、そこに小さな盛り上がり(コブ)ができることもあります。
盛り上がり(コブ)ができてしまう理由は、ぶつけた衝撃でタイヤ内部のカーカスコードと呼ばれるものが切れてしまったことで盛り上がり(コブ)が生じます。
このことを『ピンチカット』と呼びます。
ピンチカットの状態で走り続けるとタイヤはいずれ『バースト』を起こしてしまいますので早期交換をしなければなりません。
4:工事現場や建設現場付近を走行
工事現場や建設現場付近を走行した場合は、道路付近に釘が落ちていることがありますので、釘を踏む可能性は高くなります。
現場で作業している方も気をつけてはいると思いますが、気がつかないうちに落ちてしまったり、落ちてしまった釘やネジが転がって路上へ出ることも大い(おおい)にあります。
5:走行中の特徴のまとめ
後輪あるいは左側のタイヤ(前輪・後輪)に釘やネジが刺さっている場合は、走行中に刺さった可能性が強くなります。
さらに、工事現場や建設現場付近を通ったのであれば走行中に釘を踏んだ可能性はより強くなります。
イタズラの特徴
1:サイドウォールの損傷
駐車中にタイヤのサイドウォール(タイヤ側面)を損傷していた場合は、イタズラの可能性が高いと思われます。
サイドウォール(タイヤ側面)を損傷する場合は、運転中に損傷することもありますが、そのような場合はドライバー自身がその瞬間に気がつくことが多くあります。
自覚がなくサイドウォールが損傷している場合は疑わしいと思われます。
またイタズラをする側にとっても、タイヤ接地面(トレッド面)に比べ、タイヤ側面の方がイタズラをしやすいと考えられます。
2:前輪がパンク
前輪がパンクしている場合、駐車中にパンクしたことが強く考えられます。
なぜなら、車のタイヤは、後輪がパンクすることが圧倒的に多いからです。
前輪の場合は、イタズラという可能性も出てきます。
関連記事>>>『車のタイヤに釘が刺さってパンクする確率は?前輪に刺さる原理についても』
3:複数のタイヤがパンク
同時に複数のタイヤがパンクしている場合はイタズラによる可能性があります。
走行中に複数のタイヤが同時にパンクすることは可能性が低いと考えられます。
前輪に巻き上げられた釘が刺さってパンクすること自体、パンクする可能性が低いことです。
その低い可能性の原理・現象が、1度の走行中(運転中)に複数回起こるとは考えにくいことです。
4:パンクが繰り返し起こる
イタズラは一度きりの事もあれば、何度も何度も繰り返されることもあります。
前回のパンクから期間が短い場合は少し疑う可能性はあります。
3度、4度と立て続けに起こるようであれば、高確率でイタズラの可能性があります。
5:イタズラの特徴のまとめ
イタズラによるパンクの特徴をまとめると、右側の前タイヤのサイドウォールが損傷していた場合は、イタズラによる可能性は極めて高いと思われます。
自然に起きるパンク
稀なケースですが、走行中や人為的でもなく自然に起こってしまうパンクもあります。
経年劣化によるパンク
経年劣化により、タイヤのサイドウォール(タイヤ側面)に盛り上がりが(コブ)が出来る損傷があります。先ほどでてきた。
『ピンチカット』に似た現象です。
原因は、経年劣化や直射日光、水分、汚れなど環境によるものがあります。
このような環境の場合は、次第にゴムの弾力がなくなり始めます(ゴムの硬化)。
弾力がない為にヒビ割れを引き起こし、そこに空気圧などの力が集中的に集まると盛り上がり(コブ)ができます。
形状はピンチカットにも似ており、やはりそのままではいずれバーストしてしまいますので早期交換をしなければなりません。
タイヤの使用年数が長期の場合には、このことが原因にも考えられます。
タイヤの使用環境や駐車場所の環境なども含めた判断が必要です。
イタズラから狙われないようにする
車にイタズラをされたのは、あえて狙われた場合と特定の車はなんでもいいという場合があります。
どちらにしてもイタズラされないようにするには、『狙われない』ようにすることです。
- 車にセキュリティー装置をつける(ダミーでも可)
- 敷地内に防犯カメラ(ダミー可)や車にドライブレコーダーを取付ける。
- 明るい場所や人通りの多い路上に近い(駐車場の出入口に近い)ところに駐車する。
- 車に乗る前にタイヤ周辺に異物がないか確認する。
- あまりにも被害が多い時は、駐車場を変えることも検討する。
4番は発見した場合にその場で防ぐことができます。
釘を使ってパンクさせるには、タイヤに直接刺すイタズラもありますが、釘をタイヤの直前に立てておき、車が動き出した時に刺さるイタズラ(罠)もあります。
タイヤの直前に釘が立ててあった場合は、駐車後に故意に立てた以外に考えれませんから、ほぼイタズラと断定できます。
被害に遭わないためには、タイヤ周辺を確認して未然に防ぐことができます。
イタズラに保険は適用される?
タイヤも車両の一部ですが、イタズラの場合には残念ながら車両保険をつけていたとしても、保険は適用されません。
ただし、ホイールやボディーなどタイヤ以外にも同時にイタズラをされた場合は、保険が適用されます。
タイヤ単独では保険は適用しませんが、タイヤ以外にも同時にイタズラされた場合には、車両保険をが適用されタイヤも補償されるというわけです。
(例1)
走行中に事故を起こしてしまい、ヘッドライトやボンネットなどが破損し同時にタイヤもパンクや破損などをした場合。
このような場合は、タイヤも含め保険が適用されます。
(例2)
タイヤを溝に落としてしまい(脱輪)ホイールには傷、同時にタイヤもパンクをしました。
このような場合も、タイヤも含め保険が適用されます。
タイヤのイタズラに近いお話で車のボディーへのイタズラがありあます。
原則的にボディーやホイールへのイタズラによる傷は保険は適用されます。
イタズラで車のボディーやホイールなどに傷をつけられた際に、同時にタイヤもパンクさせられてしまった場合は、車両保険にて補償が適用されます。
このケースと同じことになります。
そもそも、タイヤ単独で保険が適用されない理由は、保険会社が『タイヤは一番の消耗品』と考えていることが理由です。
タイヤ単独でも保険が適用される例外
タイヤ単独で保険が適用されるケースがあります。
盗難・火災は単独被害でも車両保険の対象になります。
例えば、タイヤ単独で盗まれた時やタイヤのみが火災の被害にあった時(タイヤのみが火災の被害にあうことは珍しいですが)
この2つのケースでは、タイヤ単独であっても保険が適用されます。
まとめ
- 後ろタイヤや左タイヤ側のトレッド面(接地面)に釘が刺さっている場合は走行中の可能性が高い。
- タイヤのサイドウォール(タイヤ側面)に損傷がある場合は、イタズラを疑う。
- タイヤの使用環境や経年劣化による自然なパンクもある。
- タイヤのみのイタズラでは保険は適用されないが、他にも及ぶ場合は適用される。
最後までお読み下さり、ありがとうございました。
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