2018年4月27日 SUBARU(スバル)は、新車の出荷前検査に行う燃費や排ガスデータの改ざんに関する調査報告書を国土交通省に提出しました。
今回の件でスバル(SUBARU)は、ユーザーにどのような対応をするのでしょうか。
また、不正があった対象の9車種についても触れていきます。
燃費や排ガス計測値の改ざん
不正が見つかった工場は群馬県太田市にある主力工場『群馬製作所』で、出荷前に行う完成車両の抜き打ち検査に不正があったことが見つかりました。
不正の内容は、燃費や排ガス計測値にバラツキがあった場合の書き換えや、計測値が検査基準内であったとしても、より適正な値に上方修正が行われていました。
不正や改ざんがあった車種
不正があった車種は、2012年12月~2017年11月までの対象車6939台のうち903台の数値が書き換えらました。
この中には多目的スポーツ車(SUV)やスバルの看板車種『フォレスター』や、トヨタ自動車に供給しているスポーツタイプの車『86(ハチロク)』など、合計9車種があります。
改ざんがあった9車種
- フォレスター
- レガシィ
- レヴォーグ
- エクシーガ
- XV
- インプレッサ
- WRX
- BRZ
- 86(ハチロク)
スバルの対応
無資格検査問題(2017年10月)の時には、対象車種のリコールを実施し12ヶ月点検時に5万円の返金がありましたが、今回の燃費・排ガス計測値の改ざんについては、リコール(回収・無償修理)をしない方針です。
スバル(SUBARU)としては、改ざんによる品質への影響はないと考えているようです。
スバル(SUBARU)社内では、再発防止策(業務改善)を行い今後、このようなことが無いように取り組む方針です。
まとめ
- 今回の不正内容は燃費や排ガス計測値の改ざん。
- 不正、改ざんがあった車種はフォレスターや86など9車種。
- 改ざんによる品質への影響はないとし、リコールは実施しない。
最後までお読み下さり、ありがとうございました。
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