車を運転中に通常は聞き慣れないカラカラ音など、異音を耳にして驚くことがあります。
異音の原因がマフラーとわかった際、次に気になることは交換費用や修理費用です。
当記事では、マフラーを交換する際の修理費用や異音がした原因についてお伝えします。
マフラーの損傷は車検とも関わりがあるため、修理して車検を通すか、それとも修理せずに新しい車に買い替えるか、検討材料にしていただければ幸いです。
もくじ
マフラーの交換費用や修理費用は?
一般的にマフラーを交換する・修理すると言った場合は、マフラーのサイレンサー(消音器、通称:タイコ)を指します。
サイレンサーを交換(マフラーを交換)した際の交換費用は、車種によりますが一般的に部品代に¥30,000円~¥80,000円かかります。
ディーラーで交換した際の工賃を1時間:¥8,000円とすると、マフラー交換に要する時間は通常は1時間以内に完了するため、概ね¥5,000円~6,000円程になります。
従って、部品代とあわせた合計費用は¥86,000円前後が目安となります。
マフラーの交換費用
- マフラー部品代(サイレンサー代) :¥30,000円~¥80,000円
- 工賃(作業時間1時間の場合) :¥5,000円~¥6,000円
- 合計 :¥86,000円前後
サイレンサー以外の中間パイプなどを含めて交換した際は、さらに数万円の費用がかさみます。
その場合は、車両によりますが10万円以上の費用がかかる場合もあります。
関連記事>>>『マフラー交換の工賃・費用はディーラーとオートバックスでいくら違う?』
マフラーの中古品
部品代を安く抑えるために中古品のマフラーを検討することがありますが、中古品は寿命が短いため交換頻度が高くなり支払う工賃が高くつきます。
安く抑えるつもりが、かえって費用がかかってしまう為、中古品はおすすめできません。
交換に要する時間
ディーラーや整備工場などでマフラー交換の依頼をした際は、1時間ほどの時間を要します。
交換費用の支払いや説明などを受け、ディーラーを出るまでに1時間30分ほどかかります。
予想外の費用が
以前にマフラーをぶつけたことがある場合は、衝撃で取り付け穴の位置がずれていることがあります。
取り付け穴の修理に時間を要し工賃が増えることがあります。
マフラーから異音がする原因
- カラカラ音
- 大きな音
カラカラ音の原因
マフラーから金属片を引きずるような『カラカラ』と異音がする原因は、触媒が損傷していることが考えられます。
似ている音に『カタカタ音』があり、この場合はマフラーを吊り下げるゴム製のマフラーハンガーが経年劣化をしていることが原因と考えられます。
マフラーの振動を吸収するマフラーハンガーが劣化すると、振動を吸収することができず周辺の部品と干渉した音が『カタカタ』と異音を発します。
マフラーハンガーの交換費用
- 部品代:¥2,000円程
- 工賃 :¥1,000円程
- 合計 :¥3,000円程
2つの異音は良く似ており、素人には判別がつきにくいため、ディーラーなどの専門業者へ修理依頼することが望ましいです。
大きな音の原因
スポーツカーのような大きな音がする原因は、マフラーに穴が空いていることが原因です。
穴が開いたマフラーで走行した際は、普段の運転に比べ加速が弱く感じられます。
応急処置として、穴が空いた箇所をマフラーパテやアルミテープ、耐熱スプレーで補修することができますが、走行中にマフラーパテが排気圧により取れてしまう恐れがありますので、早めに修理や交換をすることです。
マフラーに穴が空いた原因
- 経年劣化や腐食による錆(サビ)
- 衝撃による破損や損傷
近年のマフラーの材質に多いのはステンレス製ですが、10年以上前の車両ではスチール(鉄)のマフラーが多くを占めました。
マフラーが錆びて穴が空く場合のほとんどはスチール製のマフラーです。
ステンレスは錆にくい材質であり、錆びないわけではありませんので、塩害や使用環境により錆や腐食することはあります。
マフラー交換を自分で行う?
マフラー交換を自分で行うことは難しい作業ではありませんが、車両のジャッキアップに危険を伴いますので、あまりおすすめはできません。
車両の下に潜り込む作業になり、安全確保が不十分な場合は地面と車両に挟まれる事故を引き起こしてしまいます。
ウマの入れ方など作業に慣れていない方には、おすすめできるものではありません。
安全を第一に考えて、ディーラーなどの専門業者にお任せすることが一番安全です。
マフラーと車検
マフラーに穴が空いている場合は車検を通すことができません。
- 排気音量が大きいこと
- 排ガス規制を越えている
車検を通すか否かは、車を引き続き乗り続けるか新しく買い替えるかにも関わってきます。
まとめ
- マフラーの交換費用は¥86,000円程かかり、場合によっては¥10万円を超えることもあります。
- マフラーから「カラカラ」異音がする原因は触媒の損傷が考えられ、「カタカタ」と異音がする場合はマフラーハンガーの経年劣化が考えられます。
- マフラーから大きな音がする場合は、マフラーに穴が空いています。
7年経過の車は修理を続けると損をするの?買い替える判断基準についても
走行距離が7万kmに差し掛かかると車の寿命が近づく為、修理や故障の頻度が多くなります。
そんな時に、『修理してもう少し乗り続けようか』 それとも『思い切って買い替えようか』と悩んでしまいます。
大きなお金が動くため、どちらを選択した方が損をせず得になるか判断に迷いが生じます。
10万kmに差し掛かり寿命が近づく車は修理をすると損をします。
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