ガソリン以外の商品はあまり価格(値段)の変動はありませんが、ガソリンの価格は頻繁に変わります。
なぜ、ガソリン価格はこんなにも上がったり、下がったりするのでしょうか?
また数年前と比べると価格差に50円程の差がある時期もあります。
こんなに差が出るには、何か特別な理由がありそうです。
今回は、なぜガソリン価格が頻繁に変動するのか?
またガソリン価格が変動するタイミングや曜日についても解説していきます。
もくじ
ガソリン価格が変わる理由
- 原油の価格が変動する為。
- 石油精製会社が卸価格を変動している為。
- 行楽シーズンや夏季休暇等、需要のある時期に伴い変動する為。
- 自動車の販売台数が需要を左右する為。
- 原油から作られる物の需要の影響を受ける為。
- 為替の影響を受ける為。
- 国際情勢の影響を受ける為。
- OPEC(石油輸出国機構)の議題に影響を受ける為。
原油の価格が変動する
原油価格が変動するとガソリン価格もあわせて変動します。
(例) 1バレル50ドル → 1バレル57ドルに上昇すると、ガソリンもその影響を受けて価格が上昇します。
石油精製会社の卸価格の変動
ガソリンは石油精製工場で精製されます(作られます)。
石油精製会社が卸価格を変動すると、それに伴ってガソリン価格も変動します。
需要のある時期に変動
天候が良い日が続く季節では行楽地へ向かう方が多くなります。
そのような時期は需要が伸びるためガソリン価格も変動します。
夏季休暇や大型連休などの帰省時期にも重要が伸びることでガソリン価格に変動があります。
自動車の販売台数に左右
自動車の販売台数も価格変動の一因になっています。
販売台数が多くなれば需要も伸びますので、それに伴ってガソリンの価格変動があります。
原油から作られる物の需要の影響
原油から作られるのはガソリン以外にもあります。
例えば灯油や衣類など様々なものがあり、それらの生産や需要に左右され、ガソリン価格の変動があります。
為替の影響
日本はほとんどの原油を輸入していますので、為替相場の動きによる影響からガソリン価格の変動を受けます。
国際情勢の影響
特に石油を輸入している中東情勢が不安定な時は、その影響を受けガソリン価格が変動します。
OPEC(石油輸出国機構)の影響
年に数回、OPEC加盟国(サウジアラビア、カタール、イラン、イラクなど13カ国)は総会を開きます。
そこで決定された議題により影響を受けます。
例えば、2017年ではOPEC(石油輸出国機構)にて減産が決まりました。
減産が決定すると、世界に供給する石油量が減ってしまうため価格が上昇します。
ガソリン価格が変動する理由のまとめ
このように、ガソリン価格の変動には理由が一つではなく複数あります。
日本でガソリン価格が一番高かった時は、2008年7月の1リッター180円です。
その時、原油価格は1バレルが140ドル近くありました。
ガソリン価格が変わる曜日がある?
実は、ガソリン価格の変動が強い傾向をもつ『曜日』があります。
その曜日とは、『月曜日』です。
週の中で月曜日にガソリン価格が一番高くなる傾向があります。(地域や店舗によりますので絶対ではありません)
反対に月曜日から週末に向けては価格が下がります。
そして、月曜日に戻ると再びガソリン価格が上がります(戻ります)。
これを毎週繰り返しています。
少しでも安く抑えたい場合は、土曜日、日曜日にガソリンを入れることがおすすめです。
特に、週末はガソリン価格が1円引き、2円引きなどのキャンペーンを行っていることもあります。
こういった情報は、ガソリンスタンドの会員になると携帯(スマーフォン)に、メールで知らせてくれます。
月曜日が一番高い傾向にある理由は特別なことではなく、業務の一連の流れから、偶然月曜日が価格を変更する曜日になったというだけです。
まとめ
- ガソリン価格が変動する理由は、原油価格の変動による影響です。
- ガソリン価格は月曜日が一番高いことが多いです。
- ガソリン価格は土曜日、日曜日が安く、週末に向けて安くなっていきます。
最後までお読み下さり、ありがとうございました。
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