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潤滑系

エンジンオイルが減る理由と原因とは?減りが早いとどうなる?

2018年5月25日

エンジンオイル

まだエンジンオイルを交換する時期の前にもかかわらず、エンジンオイルの量が減っていることがあります。

なぜエンジンオイルは減ってしまうのでしょうか?減ったオイルはどこへいったのか?

そして、エンジンオイルの減りが早いと、車にどのような影響を及ぼすのか?

今回は、これらの疑問についてお話していきます。

 

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エンジンオイルが減る理由と原因

エンジンオイル

密閉したエンジン内を循環するエンジンオイルは、基本的に減ることはないように設計されています。

しかし、長期間クルマに乗っていたり、あるは長期間エンジン始動をしていなかったりすると、エンジンオイルが減っていることがあります。

基本的には減らないはずのエンジンオイルが減ってしまうのはなぜでしょうか?

エンジンオイルが減る理由は、エンジンオイルが『消費』された為です。

では、エンジンオイルはいつ、どのような時に『消費』されるのでしょうか?

 

 

エンジンオイルの消費について

  1. エンジンブレーキ
  2. オイル下がり
  3. オイル下がり

 

1.エンジンブレーキで消費

エンジンオイルが消費される時は、『エンジンブレーキ』をかけた時に消費されます。

エンジンブレーキをかけると、燃焼室の負圧が高くなります。

高くなった負圧に起因して、エンジンオイルが燃焼室吸い上げられます。

吸い上げられたエンジンオイルは、燃焼室で混合気と共に燃焼し消費されます。

この一連の動作から消費するエンジンオイルは、正常な消費ですので問題はありません。

 

 

2.オイル上がり現象で消費

『オイル上がり現象』とは、ピストンリングとシリンダーの隙間からエンジンオイルが燃焼室へ侵入してしまう現象です。

エンジンブレーキをかけた時と同様に燃焼室でエンジンオイルが燃焼 (消費)してしまいます。

通常、ピストンリングとシリンダーには、ほとんど隙間が無くエンジンオイルが燃焼室へ侵入することはありません。

しかし、潤滑の役目を兼ねているエンジンオイルの交換を長年怠っていると、摺動摩擦が大きくなり、ピストンリングが著しく磨耗します。

その結果、ピストンリングとシリンダーに隙間が生まれ燃焼室へエンジンオイルが侵入してしまいます。

原因は、エンジンオイルの交換を長期間怠っていたことになります。

 

特徴

オイル上がりに見られる特徴は、オイルランプ(オイル警告灯)が点灯し、マフラーからは白い煙が出ます。

特にエンジンを吹かした時など、エンジン回転数高い場合に白煙を見受けられます。

 

修理

ピストンリングの交換や修理をする場合、エンジンを車から降ろした後、エンジンのシリンダーヘッドなどを分解しなくてはならず、修理費用や時間を費やすことになります。

費用はエンジン部品の損傷度合いによりますが、数10万から場合によっては100万円になることもあり、場合によってはエンジンの載せ替えになることもあります。

 

 

3.オイル下がり現象で消費

オイル下がりとは、吸気バルブ・排気バルブにあるステムシールやバルブシートに劣化・亀裂(傷)・温度変化による膨張・収縮に起因してステムシールやバルブシートに隙間ができ、シール機能を果たすことができなくなることで燃焼室へオイルが落ちてしまう(オイルの侵入)現象のことです。

燃焼室へ落下したエンジンオイルは燃焼室で燃焼(消費)され、エンジンオイルの減少に繋がります。

ステムシール(バルブシート)の劣化や亀裂が起こる原因は、れたエンジンオイルです。

 

 

特徴

オイル下がりに見られる特徴は、エンジン始動時やアイドリング時など、エンジン回転数低い場合に一瞬白煙が出ます。

 

 

修理

この場合の修理はシリンダーヘッドを分解し後、磨耗してシール性が損なわれている部品の交換が必要になります。

 

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エンジンオイルの減りが早いとどうなる?

エンジンオイルの規定量を下回ってしまうと充分な潤滑冷却洗浄密閉防錆吸収が充分に行われず各部品の損傷破損早期に見られるようになります。

 

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エンジンオイル減少の処置や対策

エンジンオイルが減少した時の、応急処置を含めた3つの処置と対策について触れていきます。

 

 

処置

  1. エンジンオイルの継ぎ足し
  2. 添加剤
  3. オーバーホール

 

 

1.エンジンオイルの継ぎ足し

応急処置ではエンジンオイルを継ぎ足す方法がありますが、あくまでも一時的な処置になります。

 

 

2.添加剤

添加剤についてもエンジンオイルの継ぎ足し同様に、寿命を先延ばしにするのみであり、根本的な解決にはならず急的な処置になります。

 

 

3.オーバーホール

応急処置ではなくしっかりと修理をしたい場合は、エンジンのオーバーホールをすることになります。

根本的な修理や高い確実性を求める場合は、オーバーホールになります。

 

 

対策

一定距離や一定期間を過ぎた場合はエンジンオイル交換を行うことで、本来の状態で長期的に愛車を使用することができます。

劣化や汚れたエンジンオイルでは、各部品の損傷の引き金になってしまい、磨耗や劣化を早めてしまいます。

エンジンオイル交換の目安
距離 5000km
期間 6ヶ月

 

 

まとめ

  • エンジンオイルが減る原因はエンジンブレーキ』『オイル上がり』『オイル下がりが考えられます。
  • エンジンオイルの減りが早い場合は、オーバーホールを行うことで根本的に解決ができます。エンジンオイルの継ぎ足しや添加剤は応急処置になります。
  • エンジンオイルが減る対策は、一定距離や一定期間毎にエンジンオイル交換することです。オイル管理を行うことで各部品の損傷を抑え、エンジンオイル消費(燃焼)の低減に繋がります。

最後までお読み下さり、ありがとうございました。

関連記事>>>オイル上がりとオイル下がりとはどんな症状?白煙の原因と対策方法は?

 

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