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オルタネーターからウィーン、カラカラ、キュルキュルと異音がした時、何が原因か気になったことはないでしょうか。
オルタネーターの異音は複数あり、症状や原因により異音に違いがあります。
当記事では、オルタネーターからウィーン、カラカラ、キュルキュルなどの異音がする原因について解説をします。
もくじ
オルタネーターから異音がする原因
オルタネーターから異音がする原因は、寿命や故障などオルタネーターが正常に作動していないためです。
エンジン回転数と異音の大きさは連動
オルタネーターはエンジンの回転を利用して駆動していることから、エンジン回転数が高くなるとオルタネーターの稼動は上昇し、エンジン回転数が低い場合はオルタネーターの稼動も下降します。
アクセルの踏み加減によりオルタネーターの稼動が変化するため、連動して異音の大きさも変化します。
アクセルを深く踏み込んだ時に異音が大きく、反対にアクセルを戻すと異音が小さくなる場合、異音の原因はオルタネーターにあると考えられます。
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異音 | 原因 |
ウィーン | ベアリングの磨耗・劣化 |
カラカラ | プーリーの磨耗・劣化 |
キュルキュル / キーキー | Vベルトの滑り・ベルト張り不良・ひび割れ・劣化 |
オルタネーターからウィーンと異音がする原因
オルタネーターからウィーンと異音がする原因は、オルタネーターの回転軸を支える前後2ヶ所のベアリングが磨耗・劣化しているためです。
ベアリングのどちらか一方あるいは両方、磨耗・劣化している場合があります。
ベアリングの磨耗が著しくなるとウィーンからゴロゴロやゴリゴリと大きな異音へ変わります。
ベアリングは回転軸を支えながら回転抵抗を減らしスムーズに回転するための部品です。
ベアリングの磨耗や消耗が激しい場合は、スムーズな回転が行えずウィーンやゴリゴリと大きな異音がします。
オルタネーターからヒューンと異音がする原因
アクセルの踏み加減に連動し、すきま風の様なヒューンと異音がする場合があります。
ヒューンの場合も同様にベアリングの磨耗や劣化が原因です。
放置すると周辺部品が破損する懸念
ベアリングの磨耗を放置すると磨耗は著しく進行し、回転軸の振れが大きくなります。
回転軸の振れが大きいことは、回転軸の折損やプーリーからVベルトが外れる原因になるほか、回転中に外れたVベルトが周辺部品をムチのように叩き壊す恐れがあります。
また、回転軸の折損に伴い、勢いよく外れたプーリーが飛び、周辺の部品を破損する恐れもあります。
異音がした際は放置せず、早めに交換することが修理費を抑えることができます。
ベアリングの交換時期と交換費用
ベアリングの交換時期の目安は走行距離:約10万kmです。
使用年数の目安は約10年です。
交換費用は車種により異なりますが、工賃を含めて¥10,000円 ~ ¥30,000円程の費用がかかります。
ベアリングの交換時期と交換費用
- 交換時期 (走行距離):約10万km
- 交換時期 (年数) :約10年
- 交換費用 :¥10,000円 ~ ¥30,000円程
オルタネーターからカラカラと異音がする原因
オルタネーターからカラカラと異音がする原因は、動力伝達に用いるプーリーの磨耗、劣化、損傷などの恐れがあります。
プーリーとVベルトが接する溝やプーリーと回転軸の接合部分が磨耗し、回転時にカラカラと異音がしている事例が多いです。
プーリーの溝が磨耗することはベルトのたるみやベルトの滑りを生じ、オルタネーターの駆動に影響を及ぼします。
回転軸と接合する部分の磨耗が著しくなると、回転中にプーリーが外れ周辺部品を破損する恐れがあります。
プーリーの交換時期と交換費用
プーリーの交換時期の目安は走行距離:約5万kmです。
使用年数の目安は約5年です。
交換費用は車種により異なりますが、工賃を含めて¥10,000円程の費用がかかります。
プーリーの交換時期と交換費用
- 交換時期 (走行距離):約50,000km
- 交換時期 (年数) :約5年
- 交換費用 :¥10,000円程
オルタネーターからキュルキュルと異音がする原因
オルタネーターからキュルキュルと異音がする原因は、Vベルトの経年劣化によるひび割れやベルト鳴きです。
ひび割れ
Vベルトの表面はゴムで覆われており、経年劣化やベルトに掛かる引っ張る力からひび割れを生じます。
ベルト表面のひび割れは、ベルト周長の変化に起因したたるみを生じ、適切な動力伝達がなされません。
また、回転中にベルトが切断した場合は、周辺部品をムチの様に叩き割る恐れがあります。
ベルト鳴き
Vベルトはエンジンの回転をオルタネーターへ伝達する為に用いますが、単純にベルトを掛けてあれば良いものではありません。
ベルトの張り (ベルトを掛ける) には適度な強さがあり、強すぎても弱すぎても良くありません。
適切な強さに張ることをベルト張りと呼び、ベルト張りに不良があるとベルトが滑り、キュルキュルやキーキーとベルト鳴きを生じます。
ベルト張り不良の原因は、動力伝達時にベルトを引っ張る力 (ベルトに掛かる力) から次第に伸びることです。
動力を伝達している回転中や停止をしている無回転中であっても、ベルトには常に適度な力 (ベルトを引っ張る力) が掛かっています。
長期間使用したことで、ベルトが徐々に伸びたことが原因です。
あるいはベルト交換時に強めにベルト張りを行ったことです。
また、ベルト張りが強すぎる場合はベアリングの磨耗や寿命を早めることになります。
ベルトを引っ張ることは、回転軸を引っ張ることと同様になります。
回転軸の前後にはベアリングが組みつけられており、ベルトを引っ張る力はベアリングへ負荷をかけることになります。
特にプーリーに近い方のベアリングの磨耗・寿命を早めることになります。
Vベルトの交換時期と交換費用
Vベルトの交換時期の目安は走行距離:約50,000km ~ 約10万kmです。
使用年数の目安は約5年 ~ 約10年です。
交換費用は車種により異なりますが、工賃を含めて¥10,000円 ~ ¥20,000円程の費用がかかります。
ベアリングの交換時期と交換費用
- 交換時期(走行距離):約50,000km ~ 約10万km
- 交換時期(年数) :約5年 ~ 約10年
- 交換費用 :¥10,000円 ~ ¥20,000円程
まとめ
- オルタネーターから異音がする原因は、ベアリングやプーリー、Vベルトの磨耗や劣化です。
- オルタネーターからウィーンと異音がする原因は、ベアリングの磨耗や劣化です。
- オルタネーターからカラカラと異音がする原因は、プーリーの磨耗や劣化です。
- オルタネーターからキュルキュルと異音がする原因は、Vベルトのベルト鳴きやひび割れです。
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