こんな不安・疑問の方におすすめ
- 車のタイヤの溝にひび割れがあり不安な方
- 車のタイヤの溝のひび割れは運転しても大丈夫?
- 車のタイヤの溝にひび割れが生じた時は交換時期(寿命)?
タイヤの溝のひび割れを発見した時に、
『タイヤの溝にひび割れがあるけど運転しても大丈夫なの?』
『溝にできたひび割れの許容ってどれくらい?』
『溝にひび割れができるのは何年位経ってから?交換時期なの?』
と、思ったことはありませんでしょうか?
タイヤの溝のひび割れは深さによっては危険を伴います。
当記事では、タイヤの溝にひび割れがある状態で車を運転しても大丈夫なのか?
ひび割れの許容範囲や交換時期について解説します。
当記事を読むことで危険を回避できます。
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もくじ
車のタイヤの溝に出来たひび割れが深い時は危険
タイヤの溝のひび割れは全てにおいてNGではありません。
危険の恐れのあるひび割れは、溝に深いひび割れがある時です。
ただし、溝のひび割れが浅いからといい、安全とも言えません。
車のタイヤは厚いゴムで覆われていますが、実はゴムの下にはタイヤの強度を保つために金属製のベルトが入っています。
『ひび割れの深さ』が金属製の『ベルト』まで達していると危ないです。
溝のひび割れ
- ベルトに達している :危ない
- ベルトに達していない:現状、大丈夫
タイヤの溝のひび割れがベルトに達している時
タイヤの溝のひび割れがベルトまで達している場合は危ないです。
なぜ危ないかと言えば、ひび割れた部分から雨水などが浸水し金属製のベルトに錆を生じさせるからです。
錆びたベルトはタイヤと剥離しタイヤバーストの原因になるほか、タイヤ強度は低下します。
タイヤの溝のひび割れがベルトまで達していない時
ひび割れの深さがベルトまで達していなければ現状は大丈夫ですが、車の走行と供にひび割れは徐々に進行します。
車を走行し続けるうちに、溝のひび割れはベルトまで達する恐れは充分あります。
タイヤの溝のひび割れ深さ
溝のひび割れの深さを外見から知ることは難しいです。
溝のひび割れがベルトまで達しているか否かは外見からは判別がつきません。
目安になるのはタイヤの使用年数やタイヤ製造年月です。
- タイヤの使用年数
- タイヤの製造年月
タイヤの使用年数
タイヤの使用年月から溝のひび割れの検討をつけます。
タイヤの溝のひび割れは約5年ほどで生じます。
走行条件や使用環境 (紫外線や雨など) などにより時期は前後します。
タイヤ使用年数が5年以上経過しており、かつ溝にひび割れがある時はひび割れは深く進行している恐れがあります。
タイヤの製造年月
タイヤの側面 (サイドウォール) にはタイヤの製造年月が刻印されています。
『1614』の意味を解説します。
『1614』は1つの数字ですが『16』と『14』の2つの意味から成り立ちます。
『16』と『14』に分解します。
- 『16』:1月1日をスタートとして何週目の意味
- 『14』:西暦の下2桁を表します
- 『16』は1月1日から16週目 (3月下旬 ~ 4月上旬頃) の意味です。
- 『14』は西暦の下2桁の意味から2014年を表します。
従って『1614』の意味は、2014年の16週目 (3月下旬 ~ 4月上旬頃) に製造したタイヤを表します。
ちなみに、1年は52週あります。
365日 ÷ 7日 (1週間) = 52週
車のタイヤのひび割れは交換時期(寿命)?
タイヤの溝にひび割れを生じるのは運転の仕方や環境 (紫外線や雨など) によりますが、約5年ほどです。
タイヤの溝にひび割れを生じた際は、交換時期 (寿命) と考えることが安全です。
タイヤの溝にひび割れがあっても走行はできますが、ひび割れの深さはどれくらいまで進行しているか外見からはわかりません。
外見からは大丈夫そうに見えても、実はベルトまで達しているかもしれません。
いつバーストが起きるかわからない危険を考えると安全を優先して交換しておくべきです。
ひび割れは走行と共に拡大する
タイヤの溝のひび割れは車の走行と供に拡大します。
走行中のタイヤは左折や右折、加速、減速時に左右前後に『よじれ』ます。
タイヤの『よじれ』はひび割れを徐々に拡大します。
また、タイヤがよじれるたびにタイヤには熱が入りタイヤの内圧 (空気圧) を高めます。
タイヤの内圧が高くなれば、ひび割れた部分は薄い為タイヤバーストの恐れがあります。
小さなひび割れであっても、いつタイヤがバーストするかわかりません。
タイヤの溝にひび割れがある時の高速走行は危険
先程もお伝えしましたが、タイヤの溝にひび割れがある状態で高速道路の走行は危険です。
なぜなら、高速走行時はタイヤに大きな負荷がかかるからです。
一般道の走行とは違いタイヤの発熱は高くなりタイヤの内圧を高めます。
ひび割れた部分は薄いため、タイヤの内圧 (空気圧) が高くなった際はバーストの恐れがあります。
また、タイヤへの衝撃も大きくなります。
負荷が大きい状況下では、ひび割れの拡大が懸念されます。
タイヤの溝のひび割れと車検
タイヤの溝にひび割れがあると車検が通らないのでは?
と、心配されると思いますが、車検の検査項目にタイヤの溝のひび割れは含まれていませんので、タイヤの溝にひび割れがあっても車検には関係ありません。
タイヤにおいて車検時にチェックされるのは、タイヤの溝の深さ (最低1.6mm) です。
まとめ
- タイヤの溝のひび割れが金属製のベルトに達している場合は危険です。
- タイヤの溝のひび割れはバーストの原因になり危険を伴います。
- タイヤの溝にひび割れがある場合は安全を優先して交換時期 (寿命) と考えるべきです。
- タイヤの溝にひび割れを生じるまでの期間は約5年です。
最後までお読みくださり、ありがとうございました。
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