『パワステオイルの量ってどれくらいあれば良いの? 確認はどうするの?』
『パワステオイルが減る原因って何? 不足するとどうなる?』
このような疑問を抱いたことや不安に駆られたことはないでしょうか?
ここではパワステオイルの量の確認方法と減る原因、そしてパワステオイルが不足するとどうなるのか? について解説をしていきます。
もくじ
パワステオイル量の確認方法
パワステオイル量の確認は、リザーバータンク (リザーブタンク) 内 のパワステオイル量を確認します。
リザーバータンク (リザーブタンク) のオイル量の確認には2通りあります。
パワステオイルの確認は2通り
リザーバータンク (リザーブタンク) の場所
リザーバータンク (リザーブタンク) は、ボンネットを開けたエンジンルーム内にあります。
リザーバータンク (リザーブタンク) には「POWER STEERING FLUID」と刻印されていることが多いです。
冷却水 (クーラント) やブレーキフルードにも、リザーバータンク (リザーブタンク) は存在しますので間違えないよう注意します。
パワステオイルのリザーバータンク (リザーブタンク) には、外見から目視可能な半透明の樹脂製と外見からは目視不可能な金属製(一部樹脂製もあり)の2種類があります。
半透明の樹脂製は目視で確認
半透明のリザーバータンク (リザーブタンク) は、外見から目視によるパワステオイルの量を確認できます。
リザーバータンク (リザーブタンク) に刻印されているMAXとMINの範囲内にパワステオイルが注油されているか確認します。
MAXとMINの範囲内にあれば適正量が注油されており問題ありません。
少ない場合はMAXとMINの範囲内までパワステオイルを継ぎ足します。
車種によってはHOTとCOLDを刻印してある場合があります。
HOT / COLDの場合は、エンジンが暖まっている場合にはHOTのライン、エンジンが冷えている場合にはCOLDのラインに注油されているかを確認します。
目視確認不可の金属製や一部の樹脂製はオイルレベルゲージで確認
- 白色の綺麗なウエス
- 石油ポンプあるいはスポイド
目視確認不可のリザーバータンク (リザーブタンク) (金属製や色が付いた樹脂製のリザーバータンク (リザーブタンク) ) の場合、『オイルレベルゲージ』を用いて確認をします。
オイルレベルゲージはリザーバータンク (リザーブタンク) のキャップと一体になっており、オイルレベルゲージにはMAXとMINあるいはHOTとCOLDが刻印 (車種により異なります) されています。
パワステオイル量の確認方法は、エンジンオイル量の確認方法と同じです。
step
1リザーバータンク (リザーブタンク) のキャップを緩める
リザーバータンク (リザーブタンク) のキャップを緩め、オイルベルゲージを抜き取ります。
step
2ゲージに付着したオイルを拭き取る
まだパワステオイルの量を確認しません。(確認はstep3で確認します)
オイルベルゲージに付着しているパワステオイルを白色の綺麗なウエスなどで拭き取ります。
拭き取った際にウエスに付いたパワステオイルの色を確認します。
パワステオイルの色を確認することからも、白色の綺麗なウエスを使用します。
新しいパワステオイルの色は透明な赤色をしています。
反対に交換時期を迎えたパワステオイルの色は、真っ黒もしくは濃い焦げ茶色をしています。
交換時期を迎えたパワステオイルには、劣化したOリングやガスケットの破片が混入していますので交換することが良いです。
パワステオイルの色を確認後は、オイルレベルゲージをリザーバータンク (リザーブタンク) へ戻します。
step
3パワステオイルの量を確認
『step2』で戻したオイルレベルゲージをもう一度抜き取り、オイルレベルゲージに付着したオイルの範囲を確認します。
オイルレベルゲージに付着したオイルがMAXとMINの範囲内に付着していれば、規定量が注油されており問題ありません。
規定量であれば、オイルレベルゲージを戻しキャップを確実に締めて完了です。
MAXを上回っている、あるいはMINを下回っている場合は規定量を満たしていませんので、次のstep4で解説します。
半透明の樹脂製のリザーバータンク (リザーブタンク) と同様にHOT / COLDの場合は、エンジンが暖まっている場合にはHOTのライン、エンジンが冷えている場合にはCOLDのラインに注油されているかを確認します。
step
4規定の範囲内に付着していない場合
オイルレベルゲージのMAX(COLD)上回っている場合は注油量が多過ぎるためパワステオイルを抜き取ります。
抜き取りには石油ポンプあるいはスポイドを使用します。
MIN(COLD)を下回っている場合は、新しいパワステオイルをリザーバータンク (リザーブタンク) へ継ぎ足します。
多い・少ないどちらの場合もMAXとMINの範囲内におさめます。
注意
パワステオイルはエンジン始動後の熱により膨張し圧力を生じます。
パワステオイルを入れ過ぎた場合は、圧力も過剰にかかります。
過剰な圧力はパワステ機構に負荷を与える懸念があります。
必ず規定量にしてください。
メモ
車種によっては、パワステオイルの確認に次のような決まり事があります。
- パワステオイル量の確認はエンジン始動前
- パワステオイル量の確認はエンジン始動後
- エンジン始動後にハンドルロック位置まで数回切る
詳細は取扱説明書をご覧になることが良いです。
パワステオイルが減る原因とは?
パワステオイルが減る原因は、パワステ機構のどこかにオイル漏れを生じているためです。
例えば、パワステホースの劣化やパワステリザーバータンク (リザーブタンク) の割れや亀裂、パワステオイルポンプの損傷など、パワステ機構のどこかにオイルが漏れている箇所があります。
パワステオイルは使用年数が経過しても減ることはありません。
従ってパワステオイルが減ることは、オイル漏れを現しています。
『減る』=『オイル漏れ』
微量の漏れの場合は、パワステオイルをリザーバータンク (リザーブタンク) に継ぎ足すことで応急処置はできます。
ただし、修理をしない限りパワステオイルは漏れ続けオイルが不足します。
パワステオイルが不足するとどうなる?
ハンドル操作が重くなり異音がする
パワステオイルが不足すると(規定量に満たない)、ハンドル操作は重くなります。
パワステ機構はハンドルを切るたびに加圧・減圧を繰り返しハンドル操作を軽減 (アシスト) します。
パワステオイルの不足は圧力 (油圧) 不足となりパワステ機能は低下します。
全てのパワステオイルが漏れ出てしまった場合はパワステ機能を失います。
また、パワステオイルが不足すると甲高い異音がします。
まとめ
- パワステオイルの量はMAXとMINの範囲内を規定量としています。
- HOT/COLDの場合は、エンジンが暖まっている時はHOT、冷えている時はCOLDのラインを規定量とします。
- パワステオイルの量を確認するには、リザーバータンク (リザーブタンク) のオイル量を確認します。
- パワステオイルが減る原因は、パワステオイルの漏れを生じています。
- パワステオイルが不足すると、ハンドル操作が重くなります。
最後までお読みくださり、ありがとうございました。
関連記事
7年経過の車は修理を続けると損をするの?買い替える判断基準についても
走行距離が7万kmに差し掛かかると車の寿命が近づく為、修理や故障の頻度が多くなります。
そんな時に、『修理してもう少し乗り続けようか』 それとも『思い切って買い替えようか』と悩んでしまいます。
大きなお金が動くため、どちらを選択した方が損をせず得になるか判断に迷いが生じます。
10万kmに差し掛かり寿命が近づく車は修理をすると損をします。
関連記事新車を最も安く買う方法!値引きと購入費用を抑えるコツと時期を徹底解説!
カーセンサー.net
『カーセンサー.net簡単ネット査定』は、全国にある買取り業者の登録数が1,000社以上と圧倒的に多く、他では掲載されていない地方にしかない地場の買取り業者や、様々な車種やジャンルに特化した強みを持った買取り店、輸出向けや廃車解体業者、他の買取り査定では目にしない買取り店など、あらゆる買取り店が見つかります。
カーセンサーのコンテンツ内容は、初心者の方に必要な一括査定の知識が盛り込まれており、誰でも安心して利用できるほかサイトの操作も使いやすくなっています。
全国網羅し扱う車種の幅も広く、安心できる車買取店が見つけやすいです。
無料 ( 公式サイト )
↓ ↓ ↓
カーセンサー.net簡単ネット査定
ズバット車買取比較
『ズバット車買取比較』は、全国にある150社以上の買取業者へ無料で一括査定ができるサイトです。
車買取業者により査定額は異なりますので、1社のみの査定では本当の車の価値がわかりません。
『なるべく車を最高額で売りたい』とお考えの場合は、無料一括査定であれば同時に複数の査定額が比較でき、一番高い査定額に売却ができます。
最大で8社の一括査定が無料で行えます。
無料 ( 公式サイト )
↓ ↓ ↓
大手を含む100社以上の車買取業者から、最大8社に無料一括査定依頼