ウォーターポンプに水漏れが確認された時、何が原因かと疑問や不安に感じます。
特に問題がなく、通常通り使用していれば約10年・約10万kmの耐久性がある装置です。
当記事では、ウォーターポンプに水漏れがあった際に考えられる原因や応急処置、その後の修理についてお伝えしていきます。
原因がわかることで水漏れを防ぐことができ、応急処置について知っておくことで急なトラブルにも慌てない行動をとることができます。
もくじ
ウォーターポンプの水漏れの原因
出典:GMB株式会社 電動ウォーターポンプの構造
【https://www.gmb.jp/product/cooling/water_pump.html】
ウォーターポンプは主に以下の5つの部品から組み立っており、水漏れなどがあった場合はいずれかの部品が損傷してることが考えられます。
- フランジ
- シャフトベアリング
- ボディー
- メカニカルシール
- インペラー
漏れる主な原因と漏れる箇所
ウォーターポンプから冷却水(クーラント)が漏れる主な理由は、ウォーターポンプの内部にあるメカニカルシールやシャフトベアリングの磨耗や劣化にあり、磨耗や劣化を早める原因は、劣化した冷却水です。
冷却水を定期的に交換していない場合、冷却水は劣化をします。
金属で造られたメカニカルシールやベアリングが劣化した冷却水に触れた場合、金属腐食を起こし磨耗を促進させます。
定期的に冷却水を交換してる場合は、長期間の使用による磨耗のみになります。
その場合の寿命は、エンジン走行距離で言えば10万km以上あります。
定期的に冷却水を交換をすることで金属腐食を起こさず、ウォーターポンプの水漏れを防ぐことができます。
水漏れ時の応急処置
冷却水が漏れた場合の応急処置には、水を補充する法方があります。
本来補充する冷却水であれば、防錆効果や凍結防止効果がありますが、水は錆びの誘発や凍結をします。
ディーラーや整備工場へ向かう為の一時的なものと考え、早めに交換・修理をすることです。
- エンジン内部の錆
- ラジエター各部の錆
- 冷却水の凍結
水漏れの修理
ウォーターポンプから水漏れがある場合は早急に交換や修理が必要です。
ウォーターポンプの交換にかかる費用は、部品代が10,000万円程度になり、工賃や冷却水を含めると¥20,000万円 ~ ¥60,000円ほどになります。
水漏れの状態で走行を続けると、エンジンがオーバーヒートし場合によってはエンジンを載せ替えることになります。
また、ウォーターポンプから明らかな水漏れがあると車検には通りません( " にじみ " 程度では車検に通ることがあります)
水漏れを放置すると?
ウォーターポンプは冷却水を循環させることで、エンジン冷却やエンジン内部の防錆を図る装置です。
ウォーターポンプが機能していない場合、エンジンの冷却不足によりオーバーヒートやエンジンの焼き付きを起こします。
状況が悪い場合はエンジンの載せ替えになり、高額の費用がかかります。
また、漏れた冷却水がタイミングベルトに付着した場合は駆動中のタイミングベルトが滑りを起こし、点火タイミングを狂わせます。
点火タイミングが狂うと、異常燃焼を起こしエンジンが始動できなくなり、場合によってはエンジンの破損に繋がることもあります。
水漏れの確認方法
2週間や3週間程度で冷却水(クーラント)が減る場合は、水漏れしていることが疑われます。
ウォーターポンプはボンネットを開けただけでは目視できない所に取り付けられています。
水漏れの確認が難しいため、以下の方法で水漏れを確認します。
- 駐車中にエンジンの下(地面)に赤や緑の冷却水(クーラント)がある場合は、冷却水の漏れが疑われます。
- 漏れた冷却水が付着した所は、乾燥後に白く固まります。
- 冷却水(クーラント)が入っているタンクの残量を確認し減っている場合は、ウォーターポンプやラジエターなどが損傷し漏れていることが考えられます。
- 水温計を確認する。
- 水漏れの量が多い場合は、冷却水の匂いがあります。
水漏れの原因がない場合にも減る
冷却水は少しの量であれば蒸発して減ることはありますが、そうでない場合は通常ほとんど減ることはありません。
もし、はっきりわかるくらいの量が減っている場合、どこかが損傷し水漏れをしてることが考えられます。
また、水平対向エンジンは冷却水が減る傾向にあるようです。(インプレッサ、レヴォーグ、レーガシーなど)
まとめ
- ウォーターポンプの水漏れの原因は、劣化した冷却水がメカニカルシールやベアリングを腐食して磨耗を促進させることです。
- ウォーターポンプから水漏れした際の応急処置は水を補充します。錆や凍結の恐れがありますので早急にディーラーなどで交換しなくてはなりません。
- 水漏れの場合はウォーターポンプを新しく交換することになります。費用は工賃を含めて約2万円~6万円ほどです。
最後までお読みくださり、ありがとうございました。
関連記事
7年経過の車は修理を続けると損をするの?買い替える判断基準についても
走行距離が7万kmに差し掛かかると車の寿命が近づく為、修理や故障の頻度が多くなります。
そんな時に、『修理してもう少し乗り続けようか』 それとも『思い切って買い替えようか』と悩んでしまいます。
大きなお金が動くため、どちらを選択した方が損をせず得になるか判断に迷いが生じます。
10万kmに差し掛かり寿命が近づく車は修理をすると損をします。
関連記事新車を最も安く買う方法!値引きと購入費用を抑えるコツと時期を徹底解説!
カーセンサー.net
『カーセンサー.net簡単ネット査定』は、全国にある買取り業者の登録数が1,000社以上と圧倒的に多く、他では掲載されていない地方にしかない地場の買取り業者や、様々な車種やジャンルに特化した強みを持った買取り店、輸出向けや廃車解体業者、他の買取り査定では目にしない買取り店など、あらゆる買取り店が見つかります。
カーセンサーのコンテンツ内容は、初心者の方に必要な一括査定の知識が盛り込まれており、誰でも安心して利用できるほかサイトの操作も使いやすくなっています。
全国網羅し扱う車種の幅も広く、安心できる車買取店が見つけやすいです。
無料 ( 公式サイト )
↓ ↓ ↓
カーセンサー.net簡単ネット査定
ズバット車買取比較
『ズバット車買取比較』は、全国にある150社以上の買取業者へ無料で一括査定ができるサイトです。
車買取業者により査定額は異なりますので、1社のみの査定では本当の車の価値がわかりません。
『なるべく車を最高額で売りたい』とお考えの場合は、無料一括査定であれば同時に複数の査定額が比較でき、一番高い査定額に売却ができます。
最大で8社の一括査定が無料で行えます。
無料 ( 公式サイト )
↓ ↓ ↓
大手を含む100社以上の車買取業者から、最大8社に無料一括査定依頼