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エンジン

車のオーバーヒートの意味とは?ランプやマークが点滅したらエンジンはどうなるの?

2018年12月30日

オーバーヒート

オーバーヒートは車へ大きな損傷・ダメージを与えますが、具体的にどのような意味や症状か気になったことはないでしょうか。

また、オーバーヒートになった際に知らせてくれるランプやマークがあれば知りたいと思ったことはないでしょうか。

当記事では、車のオーバーヒートとはどんな意味か、オーバーヒートになったことをお知らせするランプやマークについても解説していきます。

事前に知っておくことで、大きなトラブルを回避できます。

なお、オーバーヒートは車の他にもありますが、ここでは車に限定したオーバーヒートについて解説をします。

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オーバーヒートとは?意味について

オーバーヒート

車のオーバーヒートとは、『過熱』を意味します。

エンジンの発熱量が冷却系統の冷却処理能力を上回ると起きるトラブルです。

過熱するのは冷却水ですが、冷却水はエンジン温度を下げる働きをしますので、冷却水の過熱はエンジン温度の過熱へ直結します。

エンジン温度は直接測れませんので、オーバーヒートは冷却水温度から判断します。

走行中の冷却水 (ラジエター液やクーラント) の適温は一般に80℃ ~ 90℃とされています。

冷却水温度が90℃を超えた場合はオーバーヒートになりトラブルを生じます。

冷却水が適温を保たない原因は、冷却水が漏れるなど冷却系統のトラブルや冷却水のメンテナンス不足など様々な原因があります。

 

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オーバーヒートしたらエンジンはどうなるの?

エンジン載せ替え

オーバーヒートになると、エンジンは損傷・故障し修理をしなければなりません。

損傷の大きさによっては、エンジン載せ替えなければならないこともあります。

 

 

オーバーヒートで走行を継続したらどうなる?

  • エンジンオイル不良 / 劣化 / 油膜切れ
  • シリンダーガスケットの損傷 / 破損
  • エンジンの焼き付き

 

 

エンジンオイル不良・劣化・油膜切れ

エンジンオイル

適正温度を超えた環境での使用は、高温によりエンジンオイルの成分が分解され油膜切れ冷却効果潤滑性が著しく低下します。

 

 

シリンダーガスケットの損傷 / 破損

シリンダーガスケット

ゴムを基に生成されているガスケット類には耐熱温度があります。

耐熱温度を超えた場合はゴムの性質を失うと共にガスケットの機能も失い、ガスケットは損傷・破損し交換しなければなりません。

シリンダーガスケット交換はエンジン分解・組立て作業、エンジンを降ろす・載せる作業や研磨などがあり費用高額となります。

 

 

エンジンの焼き付き

焼き付き 固着

エンジンオイル不良・劣化・油膜切れにより、摩擦を生じる摺動部や回転部などの潤滑性が失われます。

潤滑不良は大きな摩擦抵抗となり発熱します。

発熱部から固着しエンジンの焼き付きへと至ります。

オーバーヒートしているにもかかわらず走行を続けた場合は、エンジンへのダメージをより悪化させ、最後はエンジンが機能しなくなります。

 

 

オーバーヒートしたらどう対処するの?

JAF

オーバーヒートに気がついた時は、即座に安全を確保できる場所に停車しすることです。

停車後はJAFやロードサービスなどに救援依頼し、ディーラーや整備工場へ搬送しましょう。

オーバーヒートで走行を続けた場合は、エンジン載せ替え廃車になることは大いにあります。

また、走行中に突然エンスト (エンジンストール) し非常に危険です。

 

関連記事>>>『車の廃車手続きをディーラーでした場合のかかる費用と期間は?保険の解約はいつ行う?』

 

 

走行中にエンジンが停止すると

走行中にエンジン停止した場合、ハンドル操作やブレーキは余程大きな力を入れない限り操作することは困難です。

エンジン始動状態ではアシスト機能が働き小さな力であっても操作可能ですが、エンジン停止状態ではアシスト機能は働かず大きな力で操作しなければハンドル・ブレーキ操作は共に効きません。

異変に気づいた際は、エンジンが停止する前に安全な場所 (路肩など) に停止するようにしましょう。

 

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オーバーヒートしたらランプやマークが点滅する?

水温計

オーバーヒートを知るには、メーターパネルあるいはメーターパネル付近の水温計にて確認をします。(エンジン温度は測れません)

水温計のHCの意味

  • Hホット
  • Cコールド

 

通常、水温計の針は『H』と『C』の中間付近を指し、冷却水の適正温度になります。

オーバーヒートになると、冷却水は適正温度を超えているため水温計の針は『H』付近を指します。

さらに冷却水温度が上昇した場合は『H』を指す、あるいは『H』を振り切ります。

『H』付近を指している間に車を安全な場所に停車し救援依頼 (JAF・ロードサービス) をします。

 

 

【 デジタル表示の水温計 】

デジタル表示では、70℃ ~ 90℃が適正温度となり、95℃を超えるとオーバーヒートになります。

アナログ表示 (針) の場合も、デジタル表示の場合も、冷却水 (ラジエター液、クーラント)が高温になると警告灯が点灯します。

 

 

高水温警告灯の点灯

水温警告灯 【  高水温警告灯

冷却水が適正温度を超えると、メーターパネルに『高水温警告灯』が赤く点灯します。

即座に安全な場所に停車し救援依頼 (JAF・ロードサービス) をしましょう。

水温警告灯が青色に点灯する車種がありますが、青色の場合は冷却水温度が暖まっていない時です。

アイドリング中や走行中にエンジンが暖まり消灯すれば問題はありません。

 

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まとめ

  • オーバーヒートの意味とは『過熱』です。過熱するのは冷却水エンジン過熱に直結します。エンジン発熱量が冷却処理能力を上回ることを意味します。
  • オーバーヒートになると高水温警告灯が点灯し、水温計の針は『H』付近を指します。
  • オーバーヒートになった場合、即座に安全な場所に停車し救援依頼をしましょう。走行を継続した場合はエンジン載せ替えや廃車が多くあります。

関連記事>>>『車の廃車手続きをディーラーでした場合のかかる費用と期間は?保険の解約はいつ行う?』

 

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