車のエンジンブローとは故障と何が違うか疑問に感じたことはないでしょうか?
当記事では、エンジンブローとはどのような意味で、エンジンブローが起きる原因や症状、前兆について解説してきます。
また、エンジンブローの際には車両保険が適用されるかについてもお伝えしていきます。
車のエンジンブローとは
エンジンブローの代表例
- シリンダーブロックの破損
- クランクシャフトの破損
- コネクティングロッド (コンロッド) の破損
- ピストンの溶解
- 吸排気バルブの折損
- ピストンとバルブの干渉
- ヘッドガスケットの吹き抜け
エンジンブローとは、壊れていることを指します。
『エンジンがブローした』などと使われ、『エンジンが壊れた』ことを意味します。
特に大きな破損や重大な破損など深刻な場合などに用いられ、軽症の場合には用いられません。
エンジンブローは走行不能になり、破損状況によっては車両火災を起こします。
より状況が悪い場合は、修理を施すことができず再起不能となることもあります。
また、エンジンブローは車に限ったことではなく、バイクや飛行機などエンジンを搭載している機械に起こり得ます。
バイクの場合では操縦安定性が損なわれ、エンジンロックから転倒する危険があります。
エンジンブローがよく起きる場面は、エンジン性能を極限まで求める自動車レースでよく見られます。
エンジンブローの原因とは
- エンジンオイル不足 / 劣化
- ガソリンの劣化
- 衝突などによる破損
① エンジンオイル不足・劣化
エンジンブローの最も多い事例は、エンジンオイルの不足・劣化です。
エンジンオイルは摺動部や回転部の摩擦低減、発熱低減 (冷却効果) などの役割があります。
エンジンオイルの不足・劣化は潤滑不十分や発熱過多 (冷却低下) を招き、部品の固着や干渉の原因となる焼き付きを生じます。
冷却不足から想定温度以上に上昇が見られた場合、吸排気バルブの折損やピストンの溶解を招きます。
折損のみならず、折損から干渉へと繋がり破損状況が大きくなることも懸念されます。
以上は、エンジンオイル不足・劣化が原因で起きるエンジンブローです。
エンジンオイルのメンテナンスは、エンジンブローへ繋がるため非常に重要です。
② ガソリンの劣化
ガソリンは数ヶ月間 (6ヶ月 ~ 12ヶ月程) 放置しておくと劣化します。
劣化したガソリンは水あめのように粘りを生じ、燃料供給ラインを詰まらせエンジンブローを誘発します。
③ 衝突などによる破損
運転中の衝突などエンジンを大きく破損し機能しない場合はエンジンブローとなります。
物が壊れた、破壊したと同じことになります。
エンジンブローの症状・前兆とは
エンジンブローの場合も他の部品の故障と同様に前兆や症状があります。
代表的な前兆や症状
- エンジンから異音 (カタカタ・キュルキュル音)
- エンジン回転数が急降下する
- 急激な加速低下
- マフラーから白煙が排気する
- オイル圧が上がらない
- 異臭 (ゴムが溶けた臭い) がする
① エンジンから異音 (カタカタ・キュルキュル音)
エンジンからカタカタやキュルキュルと異音がする場合はエンジンに異常が起きていることが考えられます。
異音がすることが全てエンジンブローになるわけではありませんが、通常では聞こるはずのない異音がすることは何かしらの異常が起きています。
早期にディーラーや整備工場などで点検を受けましょう。
② エンジン回転数が急降下する
アクセルを踏み込んでもエンジン回転数が上がらない、回転数が急に下がることは明らかに異常です。
早期に、ディーラーや整備工場に点検依頼をしましょう。
③ 急激な加速低下
突然、走行中にアクセルを踏み込んでも加速しない時はエンジンブローが疑われます。
いつもの加速に比べて車が重たいと感じた際は、ディーラーや整備工場などで点検を受けることがよいです。
④ マフラーから白煙が排気する
マフラーから白煙を排気する原因は、オイルが燃えているからです。
損傷や破損によりエンジン内でエンジンオイルが漏れ、ガソリンと共に燃焼していることが考えられます。
同様にディーラーや整備工場で点検依頼をしましょう。
⑤ オイル圧が上がらない
適量のオイルを注入しているにもかかわらず、オイル圧が上がらない場合はエンジンブローが考えられます。
放置して走行を続けた場合は、より悪化しますので早期にディーラーや整備工場などに点検依頼をしましょう。
⑥ 異臭 (ゴムが溶けた臭い) がする
ゴムが溶けた臭いがした時はエンジンブローが疑われます。
通常の燃焼行程でゴムが燃える臭いはありません。
通常にはないものが燃えていると考えられます。
同じく、ディーラーや整備工場へ点検依頼をしましょう。
⑦ 異変や異常を感じたらディーラーなどで点検
『エンジンから異音がする』『マフラーから白煙が排気する』からと、必ずしもエンジンブローの前兆・症状とは限りません。
異音や白煙を排気した場合であっても、エンジンブローの他に原因があることも考えられます。
しかし、通常は起こり得ない事ですので、車のどこかに異常があることは間違いありません。
運転中に異常や異変を感じた際は車を安全な場所に停車し、JAFやロードサービスなど救援依頼をしてディーラーや整備工場で点検を受けましょう。
安全面や費用面においても早期点検は良い結果をもたらします。
エンジンブローの修理費用
エンジンブローの修理は高額費用がかかります。
エンジン型式によりますが、エンジン本体と工賃を含め約¥50万 ~ 約¥100万円、破損状況によっては¥100万円以上の費用がかかることもあります。
また、エンジンブローでは修理を施すよりも、エンジン載せ替えあるいは廃車にすることが多いです。
修理では確認しきれないヒビや損傷があるほか、エンジンを載せ替えた方が安くなることがあるからです。
エンジンブローの修理期間
修理をした場合の期間は、約1週間 ~ 10日前後を要します。
修理に必要な部品が在庫にない場合は、2週間程度を要します。
エンジン載せ替えにかかる費用
エンジン載せ替えの場合も同様に、エンジン型式により費用は異なります。
(例) V型6気筒エンジンでは、約¥80万円 ~ ¥100万円程の費用がかかります。
修理では確認しきれない部分がありますので、修理後に必ずエンジンブロー前の状態に戻る保障はありません。
エンジン載せ替えでは新品エンジンを搭載しますので、費用面や精神面からも載せ替えた方が良いと考えられます。
エンジンブローに車両保険は適用可能?
エンジンブローの車両に車両保険は適用されません。(使えません)
修理やエンジン載せ替えには高額費用になるため、多くの方はこれを機に廃車を選択します。
車の廃車には廃車買取り業者に依頼をすると、不動車や乗れない車であっても買い取り額をつけて貰えます。
一般的に廃車には数万円の費用がかかりますが、廃車買取り業者であれば費用はかからず買い取り額がつきます。
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まとめ
- エンジンブローの原因は、エンジンオイルのメンテナンス不足です。オイル量の不足や劣化が主な原因です。
- エンジンブローの症状・前兆は、エンジン異音や白煙、オイル圧が上がらないなどが見られます。
- エンジンブローに車両保険は適用されません。
7年経過の車は修理を続けると損をするの?買い替える判断基準についても
走行距離が7万kmに差し掛かかると車の寿命が近づく為、修理や故障の頻度が多くなります。
そんな時に、『修理してもう少し乗り続けようか』 それとも『思い切って買い替えようか』と悩んでしまいます。
大きなお金が動くため、どちらを選択した方が損をせず得になるか判断に迷いが生じます。
10万kmに差し掛かり寿命が近づく車は修理をすると損をします。
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