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車の廃車

車が水没したら修理代はいくら?水没車に保険は効くのか判断基準についても

2018年8月1日

水没車 冠水車

近年の日本列島はゲリラ豪雨や台風など記録的な大雨による被害が多くあり、車の水没もその内の1つです。

車は少しくらいの冠水には問題なく走行できるように設計されていますが、水没してしまう程の冠水には耐えられるようには設計されていません。

水没した車を冠水車あるいは水没車と呼びます。

当記事では冠水路や駐車場で車が水没した後の修理代や、その後は冠水車に引き続き乗ることはできるのか、その不安や疑問についてお伝えします。

また、今後の為にも車やエンジンがどこまで水に浸かっても大丈夫か限界についてもお伝えします。

当記事を読むことで、水没車を修理して乗り続けた方がお得か、それとも廃車した方がお得かわかります。

 

関連記事7年経過の車は修理を続けると損をするの?買い替える判断基準についても

車の買い替え

 

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水没はどこまでが限界?水没後は乗れる?

エアクリーナーやマフラーより下の水位

水没

冠水路を走行後、修理の必要がなくこれまで通りに問題なく走行できる水位は、『エアクリーナー』『マフラー』よりも下の水位です。

『エアクリーナー』や『マフラー』が水に浸からない程度の水深では、シリンダー内へ浸水することや排気口が塞がれてエンジンが停止することはありませんので、不具合が出ることもありません。

不安な場合はディーラーや整備工場に点検してもらっても良いでしょう。

 

 

ボンネットや車内のシートまで浸かる水位

ボンネットや車内のシートまで水に浸かった場合は、エンジンのシリンダー内へ浸水していることが多いに考えられます。

電気系統(電装系)のコネクターなどを交換することになり、車のシートやシートベルト、車内のあらゆる隙間に砂や泥が入り込みカビの繁殖があります。

特に、シートやフロアーは異臭が酷く臭くて乗れたものではなく、全て新しいシートに交換しなくてはなりません。

ボンネットまで水に浸かった際に車のエンジンがかかっていた場合は、ウォーターハンマーによるコンロッドシリンダーヘッドなどの破損により、非常高額な修理費になることが多いにあります。

 

 

海水に浸かった車両

台風 海水

冠水は水や汚水のみではなく海水の場合もあります。

海水に浸かると水に比べて段違いに腐食の進行が早くなります。

あらゆる隙間、わずかな隙間に浸水しており全てを分解して綺麗にすることは現実的ではありません。

海水に浸かった場合は、車を廃車にすることが一般的です。

 

 

冠水路でエンジン停止する水位は?

冠水車

冠水路を走行中にエンジン停止する水位は、エアクリーナーから水を吸い込んでしまった場合や、マフラーの排気口が塞がれる水位です。

エアクリーナーから水を吸い込んだ場合は、エンジンのシリンダー内へ水が入り込んでいることが多いに考えられます。

マフラーの排気口が塞がれてエンジンが停止する水位では、一時的にエンジンが停止したとは限らず、この場合もエンジンシのリンダー内へ浸水していることが考えられます。

マフラーは地面から低い位置に取り付けられていますので浸水しやすい部品です。

もしシリンダー内に浸水があった場合は、エンジン分解と組み立てを含めた修理、あるいは新しいエンジン載せ替えになります。

懸念されることは、シリンダー内へ浸水した場合は『ウォータハンマー』によるコンロッドシリンダーヘッドの破損に至ることが考えられます。

ウォーターハンマーは圧縮工程時に過大な負荷がかかり、そのしわ寄せがコンロッドの変形やシリンダーヘッドに歪みを生じます。

浸水した水の取り除きには、エンジンを降ろした後に分解し新しい部品の取替えや部品の削り直しを施し、再びエンジンを組み直します。

作業には多くの時間や費用を要し、水を抜き取るのみでは回復しない大掛かりな修理になる懸念があります。

修理をしても回復しない場合は車を乗り換えた方がと考え廃車を選択する方がほとんどです。

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冠水車は完全には戻らない

冠水車

水没した車両は(冠水車)は修理や交換を行っても、いずれ不具合を生じ水没前の車両に戻すことはできません

修理を施すには限りがあり、修理できない場合はユニット交換になります。

ユニット交換が数ヶ所ある場合は、交換費用総額1台購入できる金額になります。

 

 

水没した車の修理代は?修理費用は高額?

修理費 自動車取得税

気になる水没車(冠水車)の修理代にはいくらかかるのでしょうか?

 

 

エアクリーナーやマフラー下まで

冠水車

エアクリーナーやマフラーの下までの水位を走行した場合であれば、通常通りお車を使い続けることは可能です。

心配であればディーラーや整備工場で点検してもらっても良いでしょう。

 

 

フロアーまで水に浸かる ¥50,000円~

冠水車

フロアーまで水に浸かった場合は、取替えなどを行い50,000円以上の修理代がかかります。

 

 

シート座面下まで水に浸かる ¥150,000円~

冠水車

フロアー ~ シートの座面下までを水に浸かった場合は、150,000円以上の修理代がかかります。

 

 

¥250,000円 以上の修理内容

冠水車

¥250,000円以上の修理代がかかる水位

  • エアクリーナーマフラーまで水に浸かる
  • タイヤハウス上部まで水に浸かる
  • シート座面まで水に浸かる

 

エンジンにもダメージがあると考えられ、さらに費用がかかることも充分にあります。

 

車両全体が水に浸かる ¥500,000円~

費用

車両全体が水に浸かった場合は、エアクリーナーがエンジン上部にある場合であってもシリンダー内浸水します。

シリンダー内へ浸水した場合は、500,000円以上の修理代がかかります。

修理作業はエンジンを降ろした後にエンジンを分解し浸水した水を取り除きます。

シリンダー内へ浸水した場合はウォーターハンマーによるコンロッドシリンダーヘッドなども損傷破損が考えられます。

もし破損している場合は、部品の修理や交換作業をした後に再びエンジンの組み直しを行います。

作業には非常に多くの時間や修理代を要します。

損傷しているコンロッドの数やシリンダーヘッドの損傷度合いにより修理代に差はありますが、500,000円以上非常高額修理代がかかります。

 

エンジン載せ替え ¥800,000円~

エンジン載せ替え

エンジンを分解し修理をしても回復しない、あるいは修理をするよりエンジン載せ替えた方が良い場合は、エンジンの種類によりますがV型6気筒エンジンの場合では、800,000円以上高額な費用になります。

 

エンジン以外のシート交換など

シート

水没して損傷するところはエンジンやマフラーのみではありません。

ECU(エンジン・コントロール・ユニット)、電気系統(電装系)のコネクターや車内のシートなど、それらは全て新品に交換することになります。

コネクターは1つ1つ砂を取り除くことは非常に時間と手間がかかるため効率が悪く現実的ではありませんので、全てを新品に交換することになります。

シートやフロアーは砂やゴミが入り込み、数日後にカビの繁殖や非常に悪臭が強く乗れたものではありませんので、全て新品に交換することになります。

このように非常に高額修理代を支払うのであれば、廃車をした場合の価格を知っておいた上で今後を検討された方が良いです。

 

水位 修理費用
エアクリーナーやマフラー下まで ¥0円 
フロアーまで水に浸かる ¥50,000円~
シート座面下まで水に浸かる ¥150,000円~
エアクリーナーやマフラーまで水に浸かる ¥250,000円~
タイヤハウス上部まで水に浸かる ¥250,000円~
シート座面まで水に浸かる ¥250,000円~
車両全体が水に浸かる ¥500,000円~
エンジン載せ替え(V6型の場合) ¥800,000円~

 

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水没した場合の保険は全損扱いが多い

全損

車両保険に入っている場合は、保険を適用することができ、その場合には『免責』と『全損』があります。

  • 免責
  • 全損

 

 

免責の場合

免責金額とは自己負担額のことを意味します。

損害を被った際には必ずしも保険会社が全額を補償してくれるわけではなく、修理にかかる費用の数万円(保険契約時に設定)を自分で負担することになります。

免責金額(自己負担額)は、保険契約時に設定されています(保険会社により異なります)。

(例) 免責金額(自己負担額)を¥50,000円に設定した場合。

水没して¥500,000円の修理費がかかる場合は、設定してある免責金額(自己負担額)が¥50,000円のため、¥50,000円を自己負担し残りの¥450,000円が保険会社からの補償金額となり支払われます。

 

(例) 地震 / 津波 / 噴火による車両の損害は免責となり補償対象外になります。

津波により車両が全損した場合、免責(自己負担)となり、修理費は保険対象外のため補償はされません。

 

全損の場合

以下のような全損となる場合は免責金額(自己負担額)の必要はなく、保険会社からは補償額を受け取ることができます。

  • 修理することができない
  • 修理費が補償する金額を超える
  • 盗難により車が見つからない

 

等級はダウン

水没により保険を適用した場合、等級は1等級ダウンとなります。

 

水没車は冠水歴車となり車の価値が下がるが、売れます!

水没車

水没した経歴のある車両を『冠水歴車』と呼びます。

日本自動車査定協会が定める冠水車の定義は以下になります。(一部を引用)

室内フロア以上に浸水したもの、または、その痕跡により商品価値の下落が見込まれるもの。複数以上の痕跡が確認できるものは、冠水車として取り扱うことができる。

引用元:日本自動車査定協会

水位においては、車内のフロアまで浸水した車は『冠水歴車』扱いになります。

冠水歴車はディーラや中古車買取りの査定では買値がつかない・買取ってもらえない、あるいは評価額が低くなります。

理由は水没による不具合の原因を細部まで確認することが難しく、修理をしても高確率で故障再発する為です。

またシートなどに残った強い臭いはクリーニングでは落とし切ることができず、新品交換を強いられます。

ディーラーなどでは、買値がつかないだけではなく、車を処分する際に有料となります。

 

水没車(冠水歴車)のリスク

  • 冠水歴車となり車の価値が下がる
  • 修理代が非常に高額になる。
  • 修理をしても故障が再発する。
  • 保険は全損扱いになりことが多く自己負担額が有る。

 

高額な修理費を支払って乗り続けるよりも、廃車を選択することが得になる場合があります。

ディーラーなどで廃車手続きをとる場合は一般的に有料になりますが、『廃車買取り』では引き取りや手続きが無料で、むしろ買値をつけてもらえることがあります。

水没車は廃車買取りを利用し、新しい車の足しにした方がお得になります。

 

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水没車は廃車買取りがおススメな理由

水没して動かなくなった車をディーラーなどで処分をするは費用 (有料)がかかります。

しかし、『株式会社タウ』では処分する費用は一切かからず無料、むしろお金が貰えます!

水没車にも価値があるため買取り額がつきます。

『株式会社タウ』のメリットには次のことがあります(一例)

 

 

(株)タウのメリット
  • 海外販売ネットワークを築いている
  • 日本では価値がないとされる水没車も高価買取り
  • 面倒な手続きが無く全て無料
  • 迅速で丁寧な安心対応
  • 自動車税と重量税、自賠責保険の還付金

 

特に、他の買取り業者にはない、高額買取り額つく理由には次のことがあります。

 

日本では見向きもされない水没車の高額買取りを実現できる理由

『タウ』には、日本車の人気がある海外への販売ネットワークがあります。

 

日本と海外では、『価値観の違い』や『流通価格の差』があります。

 

日本の『水没車』の位置づけは残念ながら、『見向きもされない損害車』が実情です。

 

しかし、日本以外の世界各国では『しっかりと修復されていれば良い』という合理的な考えを持っている国が数多く存在しています。

 

そして、世界各地の水没車や損害車の修理費用は、日本と比較すると圧倒的に安く上がります。

 

従って、水没車や損害者は日本国内で修理するのではなく、輸出先の各国で修理をします。

 

タウはこの2点に着目し、『海外の方がビジネスがしやすい!』と考え、全世界で112カ国に販売ネットワーク築きました。

 

さらに世界中の人々は、日本車の『品質』と『性能』の高さを知っている為、例え水没車や損害者であっても新車同様に高い需要を持っています。

 

 

まとめ

  • 水没車の修理代は、¥50,000円~¥800,000円以上かかります。
  • 水没による保険の利用は、免責全損とがあります。
  • 水没により保険を利用した場合は、1等級ダウンします。

最後までお読みくださり、ありがとうございました。

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7年経過の車は修理を続けると損をするの?買い替える判断基準についても

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走行距離が7万kmに差し掛かかると車の寿命が近づく為、修理や故障の頻度が多くなります。

そんな時に、『修理してもう少し乗り続けようか』 それとも『思い切って買い替えようか』と悩んでしまいます。

大きなお金が動くため、どちらを選択した方が損をせず得になるか判断に迷いが生じます。

10万kmに差し掛かり寿命が近づく車は修理をするとをします。

 

 

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