バッテリーが上がった車を放置するとどうなる?自然回復で治るの?

冬季期間は車に乗れない方や普段クルマを運転する機会が少ない方の中には、

長期間クルマのエンジン始動をしなくなる方もいらっしゃると思います。

長期間エンジン始動をしないと起こる代表的なことはバッテリー上がりです。

バッテリーが上がってしまった車を長期間放置すると、

車にはどのような現象が起こるのでしょうか?

外出先でバッテリーが上がってしまったケースでは、

車を数時間放置すると治るという噂を耳にしますが実際はどうなのか!?

バッテリー上がりの車両を長期間放置することで、

どのようなメリットがあるか記事にしてみました。

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バッテリー上がりは長期間放置で治る!?

バッテリーが上がってしまった車を長期間にわたり放置した場合は、

どのような現象が起こるのか?バッテリーが回復してエンジン始動が可能になるのか?

 

その答えは、放置してもバッテリーは自然回復して治ることはありません

では数時間の放置はどうでしょうか?数時間の放置であっても結果は同じです。

どちらにしてもバッテリー上がりが治るということはありませんので、エンジン始動も

できません。

凄く稀な条件がいくつも組み合わさり、タイミングよくエンジン始動ができる場合は

あるかもしれませんが、その様なことは運が良かっただけの極めてなケースです。

 

車のエンジンを始動するには電力必要です。

しかし、バッテリー上がりを起こしてしまった車は、電力がほとんどありませんので

エンジン始動ができません。特にエンジン始動には一番電力を使います。

 

放置した場合にエンジン始動を可能にするほどの、大きな電力が作り出せるかというと、

そんなことはありません。

長期間・数時間放置をしてもバッテリーが回復しない理由は、

バッテリーが回復する要因、あるいはエンジン始動が可能になる要因が

何一つとして生まれないからです。

 

電力を作ることを充電とも言いますが、充電するには発電をしなければなりません。

発電は車を走行状態にしなければ発電ができません。言い換えれば充電ができません。

どれだけ放置をしても充電はしませんので、エンジンの始動に必要な電力を作り出すことは

できません。従ってバッテリーは一向に回復しませんし、エンジン始動もできません。

 

それどころか、バッテリーが上がってしまった車を放置を続けることで、

より悪い方へ向かいます。

その理由は、バッテリーは充電の他に微量の自己放電をします。

バッテリーが上がってしまってからも、更に放置を続けるとブースターケーブルや

ジャンプスターターを使用した、一時的にエンジンを始動する方法までもが、

できなくなってしまいます。この方法は『ジャンプスタート』と言われる方法です。

 

ジャンプスタートについては、

【車がバッテリー上がりを起こす原因と理由は?対策と対処方法を解説 自宅編】の

ブースターケーブルを使用する方法 で詳しく解説していますので、そちらをご覧ください。

 

 

エンジン始動ができなくなると、その場から車を移動することが困難になります。

大人数で車を押して移動すれば良いと思われるかもしれませんが、

この方法は安全性低く危険を伴うためおすすめできません。

従ってエンジン停止した車を移動することはほとんど不可能になります。

 

エンジン停止車両移動については、

【外出先でバッテリー上がりを起こした時にすべきことは?対策と対処法は?】

バッテリーが上がった車両は動かせないと思った方が良い で詳しく解説していますので、

そちらをご覧ください。

 

 

また、長期間放置してある車はブレーキや回転部分や摺動(しゅうどう)部分が

固着しています。

この面から言っても、人の力で移動するには大きな力が必要となり、非常にに困難な

作業です。そうでなくても、エンジン停止の車を移動することは安全ではありませんので、

おすすめはできません。

 

車種によってはリモコンキーが使用できなくなり、容易に車内へアクセスができなくなる

こともあります。

 

ジャンプスタートによるエンジン始動もできなくなった場合は、

その場で新しいバッテリーの交換作業をしなくてはなりません。

 

バッテリー交換作業については、

車のバッテリー交換を自分でする時の順番は?メモリーのバックアップについても

の記事で詳しく解説していますので、そちらをご覧ください。

 

 

バッテリー交換に自信がない方は、JAFに救援依頼をするとバッテリーの交換作業に

来てくださいます。JAF会員であれば、交換作業のみ無料になります。

バッテリーについては、ご自分で用意するか、JAFの方が交換用バッテリーを有料で

ご用意していただけます。

留意点は車種や作業環境、バッテリーの種類によっては、

交換作業を行えないことがあります。

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長期間放置による車に及ぼす影響

車の長期間放置を続けると、これまでお話したこと以外に車へ及ぼす悪影響があります。

 

●エンジンオイルや潤滑油などが落ちきる為に損傷を与える(ドライスタート)。

●サイドブレーキやブレーキの固着

●ガソリンの劣化で燃料が送られない。最悪の場合は廃車になる。

●タイヤ変形しフラットスポットができる。(タイヤ接地面のみ平らになる)

カビの発生。

一つずつ解説していきます。

 

ドライスタートは無潤滑始動で損傷を与える

エンジンを始動していない車、あるいは走行状態にない場合は、

自動車内部の機械部品が動いていません。機械部品がかないと潤滑油も各部品に

行き届きません。潤滑油は機械が動作することで、少しずつ各部品の隅々まで潤滑されます。

 

停止している時は潤滑がされない事と同時に、重力により潤滑油が次第に落ちていきます。

停止期間が長くなればなるほど、潤滑油はドンドンと落ちていき、やがて全ての潤滑油が

落ちきってしまします。そうなると次回のエンジン始動は潤滑油が全く無い状態で各部品が

摺動(しゅうどう)します。※摺動とは擦れ動くことです。

始動直後は無潤滑で動作(ドライスタート)することになります。

これは損傷を与えることになりますので良いことではありません。

 

ブレーキや動く部分が固着

ブレーキに限らず、自動車(機械)は動いていない期間が長くなると各部品が固着します。

動いている状態が正常かつ負荷の少ない状態になり、

動いていることで『あたり』が出てスムーズに動きます。

 

慣らし運転や運転者の癖が車にでると言うのもそういった理由からです。

『あたり』が癖として残ります。

機械というのは 『動かさないとダメになる』 と言われるのもこのような理由からです。

動いていない部分は、急に動かしてもスムーズに動作しなくなります。

 

例えば、サイドブレーキは車内からのレバー操作は可能なものの、

車の内部(構造部)では、長期放置による固着が原因でブレーキが解除しない事もあります。

 

雪国や寒冷地では、駐車の際はサイドブレーキを使わないのも同じ理由です。

凍結により同じ現象が起こるためです。車内ではサイドブレーキのレバーは作動しますが、

車の内部(構造部)では氷で固められてしまいブレーキ解除ができなくなります。

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ガソリンが劣化すると廃車にも繋がる

ガソリンは湿度や気温など条件によっては2年~3年の劣化を遅らせることができます。

劣化を防ぐことはできず、いずれ劣化腐敗します。

一般的な環境(燃料タンク内)では3ヶ月程度で劣化します。

その後、劣化したガソリンはヘドロ状のドロドロになります。

ここまで進むと劣化と言うよりも腐敗になります。更に進行すると固体へなりつつあります。

燃料タンク内に腐敗したガソリンがある状態でエンジン始動してしまうと、

ヘドロ状の腐敗したガソリンは、エンジンまでの循環経路詰まりを起こしてしまいます。

その結果、車を破損することになります。最悪のケースは廃車になることもあります。

もし、燃料タンク内のガソリンが劣化あるいは腐敗した場合は、専門業者に依頼をします。

劣化・腐敗している場合は、燃料タンクのキャップ(給油口)を開けた際に、

異臭が漂いますのですぐに気がつきます。

ガソリンは劣化をしていても、引火性がありますので、必要が無い時に以外は

給油口のキャップをあけないことをおすすめします。

 

フラットスポットができると厄介なことに

長期間、車を放置するとタイヤは常に同じ所が地面と接地し、そこに車の重量がかかると

弾性力のあるゴムであっても元に戻らなくなる場合もあります。この平らになった部分を

フラットスポット』と呼びます。

フラットスポットができてしまうと、本来の円形状が変形し常に平らな部分ができ形状

走行しますので振動が起こります。走行している間に元の円形状に戻る事もありますが、

長期駐車で出来てしまったフラットスポットは元に戻らないことが多いです。

元に戻らずに走行を続けると、先ほどの振動の他にも問題が生じます。

一つは、その振動が原因でサスペンション損傷することがあります。

もう一つは、不愉快な振動やサスペンショの破損に繋がるために、

新たなタイヤ交換しなくてはなりません。

通常のフラットスポットであれば、走行しているうちに本来の円形状に戻る場合が

ほとんどですが、長期駐車によるフラットスポットは元に戻らないことが多く、

それに伴う費用や手間、時間は多くかかります。

 

カビの発生

長期間放置した地面が、砂利や土であった場合はカビの発生もあります。

カビの発生は以外に早く発生するようで、発生したカビを綺麗にする作業も意外と

大変な作業です。

 

車を長期間放置するメリットは?

ッテリー上がりを起こして長期間の放置をした場合のメリットについて考えてみましたが、

車を長期間放置してもメリットは何もありません。

バッテリー上がりに限らず、どのような場合においても、車を長期間にわたり放置

することは、デメリットしかありません。

長期間放置した車を動かす時には、労力や費用、時間などが多くかかってしまいます。

車を長期間にわたって放置することは、デメリットしかありませんので

おすすはできません。

 

まとめ

●バッテリーが上がってしまった車を放置しても自然回復をして治ることはない。

●車を長期間放置をするメリットは全くない。

●車を長期間放置するとデメリットは多くある。

 

もし何かの理由で車を長期間放置する場合は計画性を持って行うことをおすすめします。

関連記事『車がバッテリー上がりを起こす原因と理由は?対策と対処法方を解説【自宅編】

今回も最後までお読み下さり、ありがとうございました!

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