ラジエターキャップの交換時期と費用はどれくらい?漏れとオーバーヒートの原因は?

ラジエターキャップ

ラジエターキャップ(圧力調整弁)は、ただのキャップと思われがちですが、ラジエターキャップには圧力調整機能が備わり、不能になるとエンジン冷却の効果が落ちることやオーバーヒートの懸念がある、冷却系統を担う重要な部品の1つです。

ラジエターキャップには交換時期があり、いずれは交換しなくてはなりません。

当記事では、ラジエターキャップを交換する時期とかかる費用についてお伝えしていきます。

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ラジエターキャップの交換時期と寿命

ラジエターキャップ

ラジエターキャップ

ラジエターキャップの交換時期は車の使用頻度や走行条件により異なりますが、車検ごとの2年に1度、あるいは5年~7年に1度が交換の目安です。

ラジエターキャップの寿命は約10年ありますが、エンジン冷却を担う重要な部品ですので、念を入れて早めに交換することがトラブルを防止できます。

主に消耗する箇所は、圧力調整時に動く仕掛けになっている『バネ』とクーラント液の漏れを防ぐゴム製の『ガスケット (パッキン) 』です。

ラジエターキャップの役割りは、密閉弁、加圧弁、負圧弁が機能することで冷却系統の圧力を一定に保つことです。

エンジン温度の変化に伴い圧力変化が生じた際に、ラジエターキャップのバネが縮んだり伸びたりすることで、圧力コントロールと冷却水(クーラント液)の流れる方向を制御しています。

高温時

ラジエターキャップの断面
【 冷却水:高温時

 

ラジエターキャップ

低温時

ラジエターキャップの断面
【 冷却水:低温時

 

ラジエターキャップ

圧力制御をするバネはエンジンの温度変化に伴い縮んだり伸びたりしますので、消耗する部分はバネと密閉度を高めるゴム製のガスケット(パッキン)です。

ラジエターキャップの劣化はオーバーヒートの原因

ラジエター

バネやガスケット(パッキン)が消耗すると加圧に耐え切れず密閉力が落ちます。

通常、低温の時には冷却水はリザーブタンクからラジエターへ戻されますが、バネが劣化すると冷却水が戻されずラジエターに空気が混ざり冷却効果が下がります。

 

劣化により硬化したゴムはボロボロと欠けてしまい、欠けて出来た穴や弾性力が失われて生じた隙間は密閉度を下げてしまいます。

隙間が生じて密閉できない場合、冷却水(クーラント液)を加圧することができず沸点を上げることはできません。

 

沸点が低い冷却水ではエンジン冷却に支障をきたしオーバーヒートやエンジンの焼きつきを起こし、エンジンの載せ替えになることがあります。

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ラジエターキャップの交換方法

ラジエターキャップ

ラジエターキャップの交換は工具不要で簡単にできます。

ラジエターキャップがついている場所は、ボンネットを開けると車の前側にあります。

赤丸で囲んだ黄色いシールが貼られたひし形に近い形状のキャップが、ラジエターキャップです。

ラジエターキャップ

ラジエターキャップの交換は必ずエンジン冷えた状態、クーラント液(冷却水)の温度が下がっている時に行ってください。

エンジンが冷えていない状態でラジエターキャップを外すと、ラジエター内の高くなった圧力で高温のクーラント液(冷却水)が噴き出し、火傷やクーラント液(冷却水)が目に入る恐れがあり危険です。

注意

必ずエンジンが冷えていることを確認してから、ラジエターキャップを開けてるようにします。

ラジエターキャップを取外す手順

タオル

用意するものは、タオルのみで工具などは不要です。

  • 手順1
    エンジン・冷却水温度の確認

    エンジン温度、冷却水(クーラント液)温度が下がっていること確認します。

    温度が下がっていない場合は、危険ですので温度が下がった後に交換を行います。

  • 手順2
    タオルの使用

    万が一のことを考えて、キャップを外した際に冷却水(クーラント液)が噴き出しても被害が大きくならないよう、タオルなどでラジエターキャップを覆いキャップを外します。

  • 手順3
    1段階目

    ラジエターキャップを開ける際は2段階ロックになっています。

    1段階目の外し方はキャップ押さえながら左回転(半時計回り)で外します。

     

    キャップを押さえながら135度くらい回すと1段階目の『コン』と感触があり、この位置ではラジエターキャップはまだ外れません。

    『コン』と感じる位置は、内圧を逃がす際にキャップが吹き飛ばないように設けたもので、この位置で全ての内圧を逃がします。

  • 手順4
    2段階目

    内圧が全て抜けたことを確認後にラジエターキャップを135度の位置からさらに左回転(半時計回り)で外します。

    ラジエターキャップが外れ完了です。

ラジエターキャップの取り付け

ラジエターキャップの取り付け方は、新しいラジエターキャップを右回り(時計回り)に取り付けるだけです。

取り付けの際は、ラジエターキャップをタオルで覆う必要はありません。

外した時と同様の位置で『コン』としますが、そのまま閉めて完了です。

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ラジエターキャップの費用

費用

ラジエターキャップはお手頃な値段です。

ラジエターキャップの費用

ラジエターキャップ:¥1,200円~¥1,500円

交換は自分で行えますので、工賃がかかることもありません。

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ラジエターキャップの規格

ラジエターキャップ 規格

ラジエターキャップの右側には数字が刻印してあります。

刻印の数字の意味は、冷却水の沸点を意味しています。

数字が大きくなると設定沸点が高くなりますが、沸点を高くしたいからといって純正品と異なるラジエターキャップを取り付けることは控えてください。

沸点が高いということは、ラジエター内の圧力が高くなります。

ラジエターホースなど他の冷却系統の部品類も同様に刻印の数字にあわせた耐圧性(圧力に耐える)に造られています。

ラジエターキャップのみ耐圧性を上げても、他の部品は圧力に耐えることができず破損します。

ラジエターホースであればホースが膨れ上がり亀裂が入り破損し、冷却水(クーラント液)が漏れます。

冷却水が漏れるとエンジンを冷却することができず、オーバーヒートや焼きつきを起こし、エンジン載せ替えになることもあります。

刻印数字 冷却水の沸点(℃)
0.9 119℃
1.1 122℃
1.2 123℃
1.3 125℃
1.5 127℃

ラジエターキャップは、車種ごとに適合するラジエターキャップが決められています。

商品パッケージの裏などに、車種と適合するラジエターキャップの一覧が記載してありますので、購入の際は一覧を確認して適合するラジエターキャップを選択します。

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まとめ

  1. ラジエターキャップの交換時期は2年に1度、あるいは5年~7年に1度。使用頻度により異なります。
  2. 消耗や劣化する部分は、バネガスケット(パッキン)です。
  3. ラジエターキャップが劣化するとオーバーヒート焼きつきの原因になります。
  4. ラジエターキャップの交換方法は工具不要で回すのみ簡単に交換できます。
  5. ラジエターキャップの交換費用は、¥1,200円~¥1,500円です。

修理するか買い替えるか?

走行距離が7万kmに差し掛かかると車の寿命が近づく為、修理や故障の頻度が多くなります。

そんな時に、『修理してもう少し乗り続けるようか』 それとも『思い切って買い替えようか』と悩んでしまいます。

大きなお金が動くため、どちらを選択した方が損をせず得になるか判断に迷いが生じます。

寿命が近づく10万kmに差し掛かろうとしている車を修理するのであれば、この先のことを考えると『買い替える方が得』をします。

修理より買い替えが得をする理由を読む

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