車のクーラント液の交換時期と費用はいくら?交換方法とエア抜きについても

クーラント液

エンジン冷却のために大事なクーラント液は、交換する時期や費用はいくらかかるか、気になることがあります。

また交換作業についても、自分で出来そうか、それとも専門業者に依頼しなければならないか、知りたいところです。

当記事では、エンジン冷却に欠かせないクーラント液の交換時期と費用、交換方法について解説し、オーバーヒートやエンジンの焼き付きを起こさないようお伝えしていきます。

以下の5つは、呼び方が異なるのみでエンジンの冷却効果を持つ液体に変わりはありません。(LLCは少し寿命を長くしたクーラント液、スーパーLLCはさらに寿命を長くしたクーラント液です)

しかし、混ぜて使用することは控え、LLCはLLCのみ、スーパーLLCはスーパーLLCのみでご使用ください(それぞれの濃度に違いがあるため、混ぜた場合は防錆剤や不凍液の濃度が変わります)

  • クーラント液
  • ラジエター液
  • 冷却水
  • LLC (ロング・ライフ・クーラント)
  • スーパーLLC (スーパーロング・ライフ・クーラント)

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クーラント液の交換時期は2年に1回

最近では、新車から7年間あるいは10年間、交換の必要が無いクーラント液がありますが、そうでない場合の交換時期は車検ごとの2年に1回の交換になります。

クーラント液の寿命は、使用年数であり走行距離ではありません

あまり距離を走っていないから、まだ大丈夫と考えるのではなく、走行距離に関係なく使用年数が2年経ったクーラント液は交換の必要があります。

クーラント液が劣化すると色は濁ったような茶色っぽくなり交換時期の1つの目安になります。

クーラント液を交換しなかった場合の不具合

オーバーヒート

オーバーヒートの懸念

クーラント液の交換を怠っていた場合は、クーラント液が経年と共に劣化し冷却効果低下が生じ、循環経路(流路)で詰まりが起きます。

その結果、エンジンのオーバーヒート焼き付きを起こす恐れがあり、エンジン載せ替えになる場合もあります。

ウォーターポンプの故障

クーラント液には寿命があるため、交換を怠ると経年劣化をします。

劣化したクーラント液は金属腐食を促進させます。

クーラント液が流れる冷却系統には金属部品を含むウォーターポンプがあります。

ウォーターポンプの構成部品に含まれるベアリングなどが金属腐食をして、ウォーターポンプ故障を促進させます。

ウォーターポンプから水漏れした場合は冷却効果が落ち、エンジンのオーバーヒート焼きつきの恐れがあります。

ウォーターポンプから水漏れする原因は?応急処置と修理についても!
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クーラント液の交換費用

費用

クーラント液の価格は、1リットルにつき¥1,000円ほどになります。

乗用車の場合は、3リットルほど使用しますので、クーラント液の値段は約¥3,000円になります。

工賃はクーラント液の値段よりも高くつき、約¥8,000円です。

クーラント液と工賃をあわせた合計費用は、約¥11,000円です。

クーラント液の交換費用

  • クーラント液(乗用車):約¥3,000円 (3リットル使用時) 
  • 工賃         :約¥8,000円
  • 合計費用       :約¥11,000

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クーラント液の交換方法

ラジエターキャップ

出典:グランプリ出版 自動車のメカはどうなっているか エンジン系

 

クーラント液の交換は自分で作業することが出来ますが、手間などを考えるとディーラーや整備工場に依頼した方が得策と考えます。

  • 手順1
    クーラント液が冷えている時に作業開始

    クーラント液が熱い時にラジエターキャップを開けると蒸気が噴き出すため、クーラント液が冷えている時に作業を開始します。

  • 手順2
    クーラント液の排出

    クーラント液を排出する前にラジエター上部にあるラジエターキャップ(注水口)を開けておきます。

    理由は、クーラント液の排出時に空気を入れ排出しやすくするためです。

    注水口を開けた後にラジエター下部のドレンプラグを開き、劣化したクーラント液を排出します。

    注意
    排出した冷却水は産業廃棄物でになります。流し捨てることはできません。

  • 手順3
    循環経路(流路)の洗浄

    劣化したクーラント液の排出後は、ラジエター下部のドレンプラグを閉めます。

    ラジエター上部のラジエターキャップから循環経路を洗浄する為の水道水を入れます。

    水道水を入れた後は、エンジン始動とヒーターをONにし、ラジエターファンが回転するまでアイドリングをして循環経路(流路)を洗浄します。

    洗浄時間は約5分間です。

  • 手順4
    洗浄水(水道水)の排出

    約5分間後、洗浄水(水道水)を排出します。

    エンジン停止後にラジエター下部のドレンプラグを開き、循環した水道水排出します。

    『手順3』~『手順4』の作業を水道水の濁りがなくなるまで繰り返します。

  • 手順5
    リザーバータンクの洗浄

    リザーバータンク(リザーブタンク)の洗浄をします。

    エンジンルーム内にフックで引っかかっているリザーバータンクを外し、リザーバータンクの中を洗浄します。

  • 手順6
    新しいクーラント液を注ぐ

    水道水の濁りがなくなった後はラジエター下部のドレンコックを閉め、新しいクーラント液をラジエターに注ぎます。

  • 手順7
    クーラント液のエア抜き

    クーラント液のエア抜きを行います。

クーラント液のエア抜き

ラジエターにクーラント液を入れた後は、クーラント液に含まれるエアーを抜きます(エア抜き)。

  • 手順1
    注水口のキャップを外しエンジン始動

    ラジエター上部にあるラジエターキャップ(注水口)のキャップ外し、エンジンを始動します。

  • 手順2
    エアーが抜ける

    エンジン始動後クーラント液に熱が伝わると、ラジエター上部のラジエターキャップからブクブクとエアーが抜けます

  • 手順3
    クーラント液の継ぎ足し

    クーラント液に含まれるエアーが抜けるとクーラント液の水位下がります。

    注水口から水位が下がった分のクーラント液を継ぎ足します。

    クーラント液の水位が下がる間はエアーが含まれています。

    水位が下がらなくなるまでクーラント液の注水を繰り返しエアーを抜きます。

  • 手順4
    ラジエター上部のラジエターキャップを閉めて完了

    クーラント液の水位に変動が見られなくなるとエアーが抜け切ったことになります。

    ラジエター上部のラジエターキャップを閉めてエア抜きは完了です。

MEMO

冷却水に空気(気泡)が混ざると冷却効果低下しますので、エア抜きは必ず行うようにします。

冷却水は産業廃棄物

抜き取ったクーラント液産業廃棄物として扱わなければならず、流し捨てることはできません。

関連記事>>>『クーラントのエア抜き方法を解説!不十分やしないと起きるトラブルとは?』

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クーラント液の交換にかかる時間

時間

クーラント液を交換する場合は次の工程があります。

  1. 劣化したクーラント液の抜き取り
  2. クーラント液の循環経路(流路)の洗浄
  3. 新しいクーラント液を補充
  4. 新しいクーラント液のエア抜き

クーラント液の交換作業にかかる時間は約2時間です。

スーパーLLCの登場

クーラント液の交換時期は車検ごとの2年に1回とお伝えしましたが、最近はスーパー・ロング・ライフ・クーラント液という新車から7年~10年間、無交換の冷却水が登場しています。

最近の車が全てスーパーロングライフクーラント液と言うわけではありませんので、交換の際は取扱説明書やディーラーの担当者に確認が必要です。

冷却水の代替品に水はNG

クーラント液は、エンジン冷却を目的とした液体ですが、ただの液体というわけではなく、クーラント液の中には不凍液防錆剤防腐剤が含まれています。

水道水では寒冷地で凍結する恐れや、経年によりが生じる問題があります。

従って、凍結や錆の問題を軽減したクーラント液使用しなければなりません。

もし、クーラント液の代わりに水道水を注水した場合、寒さが厳しい寒冷地では凍結し循環不可となります。

さらに、凍結により体積が増し循環経路(流路)の破損の恐れもあります。

水道水には防錆剤や防腐剤は含まれていませんので、錆が生じ詰まりやが空くことがあります。

水道水の使用は、緊急時の応急処置のみに限ります。

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まとめ

  1. クーラント液の交換時期は、車検ごとの2年に1回です。
  2. クーラント液の交換費用は工賃を含めて約¥11,000円です。
  3. クーラント液の交換を自分で行うことはできますが、ディーラーなどに依頼する方が良いです。
  4. クーラント液に気泡が混ざると冷却効果の低下になりますのでエア抜きは必ず行います。

修理するか買い替えるか?

走行距離が7万kmに差し掛かかると車の寿命が近づく為、修理や故障の頻度が多くなります。

そんな時に、『修理してもう少し乗り続けるようか』 それとも『思い切って買い替えようか』と悩んでしまいます。

大きなお金が動くため、どちらを選択した方が損をせず得になるか判断に迷いが生じます。

寿命が近づく10万kmに差し掛かろうとしている車を修理するのであれば、この先のことを考えると『買い替える方が得』をします。

修理より買い替えが得をする理由を読む

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